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2011  13:57:00

奇跡講座によるビッグバンの説明

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本書、"The Disappearance of the Universe"では、このイルージョンの世界ができた経緯について、神の子の心に「神から離れて、勝手に行動したらどうなるだろう?」という問いが一瞬浮かんだことが元々の原因だと言います。何も知らない子供がマッチで遊んで火事を起こしてしまうような、無邪気な好奇心だったんですね。でも、この問いがあまりにもショッキングだったので、恐怖と混乱が起きて誤った選択をしてしまう。

この誤った選択というのが神からの分離なんですが、マインドの一番最初の分離が認識する意識(consciousness)だそうです。ここのところは"A Course in Miracles(奇跡講座)"でこう示されています。

Consciousness, the level of perception, was the first split introduced into the mind after the separation, making the mind a perceiver rather than a creator. 

「意識」により、それまでなかった「個の経験」を体験することになります。分離するたびに新しい状態が生まれ、それが現実になり、分離する前のことは無意識下に押し込められてしまいます。こうして天国は単なる記憶になってしまいました。

さて、この最初の分離のあと、それまでなかった選択肢が出てきます。分離前は神と一体でそれ以外の存在はあり得なかったのが、分離後には、神から離れた個という選択が出てきたわけです。これが第2の分離。

"A Course in Miracles(奇跡講座)"でエゴは神からの分離と恐怖と定義され、次のように、自分に対する思い込みの一つにすぎないとも断定しています。

The ego is nothing more than a part of your belief about yourself.

ただ、多分その方が説明しやすいからだと思うのですが、よく比喩的にエゴが一つの人格であるかのように表現されています。最初の分離のとき、エゴが、神から離れたら個として存在できて面白いよみたいなことを言ってそそのかしたらしいのです。

こうして、神から離れたことがない本来のセルフを選択しないで、エゴの見方を選択したのが第3の分離。この結果、これまでの状態、つまり聖霊で象徴されている神から離れたことがない本来のセルフが、単なる記憶になってしまいました。こうして、エゴと完全に同一化してしまいます。

分離を繰り返しても、本当の姿の片鱗は残っているので、マインドには必ずエゴだけでなく聖霊の性質があるということです。ただ、聖霊の声がエゴの声にかき消されてしまい、認識の外に追い出されてしまっている。

第3の分離でエゴに耳を傾けるようになると、エゴはこんなことを言って罪悪感をあおるのですね。

"Don't you know what you've have done? You've separated yourself from God! You've sinned against Him big time. You're in for it now. You've taken paradise --- everything He gave you --- and thrown it right in His face and said, 'Who the hell needs you?' You've attacked Him! You're dead. You haven't' got a snowball's chance in hell against Him --- He's awesome and you're nothing. You've ruined everything; you're so guilty. If you don't haul ass out of here right now, it's gonna be worse than death!"

大変な罪を犯したから、今すぐここから逃げなくちゃ、死よりも恐ろしいことになるぞと脅かしています。「でもどこへ逃げたらいい、神から隠れることなんてできない」と返すと、エゴはこう言います。

"I'm here to help you. I'm your friend --- and I have an idea. I have somewhere we can go together. You can be your own boss and not have to face God at all. You'll never see Him. He won't even be able to get into this place!"

ところで、マインドの力はかなり強力で、それが信じた通りに現実が現れます。なんてことをしてしまったという強い罪の意識から、どこかへ逃げなくてはとなり、一瞬のうちにしてビッグバンを起こし、この世界を創造したとアーテンが説明しています。これが第4の分離。

さらに、このとき、神に対する恐れという厄介なものが自分の外にある見えるようになったといいます。あらゆる問題の原因が自分の外にあるように見える。それで自分を守らなければということで、罪の意識や恐怖の感情、攻撃や防御心から行動に走ってしまう。

このエゴの思考様式を捉えて、赦しの実践をしていくことで、エゴを取り消していくことができます。そうすると心の平安が得られ、真我の強さを手にすることができます。

これでやっと半分くらいなんですが、こんな複雑な内容の会話をゲリーがよく覚えていたと思われますが、2回めの訪問からテープに録音したということです。

わたしは今までなぜビッグバンが起こったのかよく分からなかったのですが、エゴにそそのかされてマインドがこの世界を創造するときに起こったという説明は面白いですね。それにしてもマインドの力はすごい。信じたことが実現化するといのは最近分かってきたのですが、これはまたスケールが大きい。

これまでの宗教や思想では、この世界の起こりをはっきり説明したのがなかったと思うのですが、ここを説明しているところがすごいと思いました。確かにキリスト教とかでは、神が創造したと説明されているのかもしれませんが、やっぱりどう見ても不完全な世界ですし、仏教ではないですが、永続するものがなくてすべては移り変わりますし、そんな世界をどうして神が創造したのか理解できないなぁと思っていましたから、全部を理解できたわけではないけど、ちょっと嬉しかったです。

次回はエゴの計画です。



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