09
2011  14:03:00

パーサとアーデンが説明する奇跡講座

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原書:The Disappearance Of The Universe: Straight Talk About Illusions, Past Lives, Religion, Sex, Politics, And The Miracles Of Forgiveness
訳書:新装版 神の使者

"A Course in Miracles(奇跡講座)"のことは、前にも少し触れたMarrianne WilliamsonのA Return to Love: Reflections on the Principles of "A Course in Miracles"で初めて知ったのですが、インターネットで検索するようになる前のことで、聖書でもなさそうだし、何なのだろうと思っていました。それが、本書で初めてその出所を知ったのです。

1970年代に、コロンビア大学のDr.Helen Schucmanが「声」を聞いて7年に及んで書き留めたということですが、同僚のDr. Bill Thetfordがその作業をサポートしました。面白いのは、この二人、必ずしも仲がよかったわけではないのです。

パーサとアーテンが強調していますが、宗教ではありません。勉強会がありますが、個人で学ぶための手引き書という立場を取っています。

キリスト教は、この世界に神を見出そうとしてるのに対し、仏教は一切神に触れていない。"A Course in Miracles(奇跡講座)"は、この世界が神の創造したものではなく、イルージョンだとしていますので、仏教の解釈の方が正しい方向に一歩近いということです。

ただ、仏教はマインドを変えようとしたが、"A Course in Miracles(奇跡講座)"は、それを超越したJ(イエスのこと)や精霊の思考様式を説いています。この思考様式を実践すれば奇跡が生まれるのです。

アーテンの説明は次の通りです。

The Course is about reinterpreting the world and what you call your life. It's about giving up the meaning that you have given the world and switching over to the Holy Spirit's meaning for the world.</i>

ユダヤ教では罪に直接反応する神を描いており、キリスト教になると、人々の罪を償うために神がひとり子のイエスを地上に送られたと説きます。でも、神は夢の中の出来事には反応はしません。たとえば、悪夢にうなされている人がいるとします。そうしたとき、相手の苦痛を取り除いてやろうと思えば、夢から覚ましてあげるしか方法がありません。相手の夢の出来事に反応することはできません。

そう言われてみれば、確かに、この世の中では神も仏もあるものかという悲惨な出来事が起こりますよね。なぜ、神様が助けてくれなかったと恨みがましく思いたくなることもありますが、夢を見ているというのなら仕方ありません。では、どうしたらその悪夢から覚めることができるのでしょうか。

ひとつは、この物質の世界が本当の世界でないということ、現実は目に見えないもので、目に見えるもの、知覚されるものはイルージョンであるということを知らせて目覚めさせることです。

"A Course in Miracles(奇跡講座)"では、もっと実用的な方法をとります。つまり、肉体の目で見えるものに対し、赦しの思考様式で対応します。これは普段の生活の中でできることです。Jのレベルになると、全き神の愛に同一化しているので、十字架にかけられたとき、わたしたちが想像するようには苦しまれなかったそうです。肉体にあっても、苦しまない境地に入ることが可能だというのです。"A Course in Miracles(奇跡講座)"曰く、

The guiltless mind cannot suffer.

まあ、これはJのレベルで、大抵は無意識の罪悪感があって、それを外に投影してしまうらしいです。そうすると、嫌な人が現れたり、事故にあったりという面白くないことが起こったり、相手を傷つけたりしてしまいます。この恐れの思考様式と神からの分離状態を"A Course in Miracles(奇跡講座)"ではエゴと定義しています。このエゴのパターンを断ち切る唯一の方法が赦しになります。

どんな姿で現れようとも、すべての人を「罪がない」と見ます。ゲリーがヒットラーでもそうなのかと聞いていますが、恐れの思考様式が現れた極端な場合で、魔女狩りなど、無意識の恐れを誰か別の人に投影して起こした不幸な出来事は枚挙にいとまがありません。彼らは、恐れにつき動かされて、無意識のうちにそういう極端な行為をしたが、恐れを知らない本来の姿には「罪がない」ということなのかなと解釈しました。

"A Course in Miracles(奇跡講座)"の教えは、神以外のことを認めないということで徹底していますね。

It denies the ability of anything not of God to affect you. This is the proper use of denial.

神以外のものが自分に影響を与えることができる、とは考えるな(否定しろ)ということですね。

もっと簡単に本書を紹介するつもりだったのですが、内容が難しくて、読み返しながらサマリーを書いてます。ですので、もう少し続きそうです。





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