05
2017  10:24:49

自分の価値に従った人生を送るために

officeReady.jpg
Designed by Freepik


前回と同じくThe Man Who Wanted to Be Happyからです。

自分に嘘をつかない


主人公は、3度目の訪問のとき、嘘をつかないことの大切さを教えられます。若いお手伝いの女性が出してくれた地元のデザートを、本当は欲しくないのに相手が気を悪くしたらと思って断れなかったとき、賢者がどうしてまた嘘をついたのかと尋ねました。

せっかく出してくれた食べ物が嫌いで、バリ島の人たちのようにそのネバネバした食べ物を手でつかんで食べるのが嫌だと言って、相手の気分を悪くさせたくなかったからだと答えました。

すると、賢者は"If I can't understand that and get annoyed, it's my problem, not yours"(もし、わたしがそれが理解できなくて気分を害したら、それはこちらの問題で、あなたの問題ではない)と言います。

賢者は、相手の気分を害するのはメッセージの内容ではなくて、それをどうやって伝えるかだと説明します。もし、相手の好意に感謝の気持ちを表せば、相手を怒らせることはないはずだと。それでも、ひどく感受性が強い相手で気分を悪くするなら、それは相手の問題であなたの問題ではない。

主人公は、本当のことを説明するのが面倒だったからというのも、断らなかった理由だと告白しました。

賢者は本当のことを言わないと、2重に罰を受けることになると言います。一つは自分の意志に反することをしなければならなること。二つ目は少しずつ自分の中にネガティブのエネルギーを蓄積することです。本当のことを伝えれば、一度に軽くなるのが感じられるはずだと。

夢は具体的に


さて、出された宿題の中で、可能性に限界がないと仮定して、自分の理想的な人生のビジョンを描くというものがありました。描いたビジョンですが、そのような人生を送っていると想像したとき、実際に体で満たされた気持ちを感じるか確認することが大切です。

なぜ、そのような人生を今送っていないのか、ですね。主人公が、まず、自分はあまり運がないということを言ったのに対し、賢者はそうは思わないと言います。誰でも人生で多くの機会が与えられていて、それに気づく方法を心得ていて機会をつかむ人もいれば、そうでない人もいると。

次の理由は、夢はとても魅力的だけれども、本当に自分ができるかどうか自信がないというものです。賢者にどうしてそう思うのかと聞かれて、主人公はそう感じるからだと答えます。現在の仕事とまったく違う領域なので、自分に扱いきれないと思っているのです。

賢者の説明はこうです。具体的にどうやって取りかかればよいかという質問に答えられないとき、自分には出来ないと思うリスクを犯してしまいます。漠然としたイメージを持ち続けるかぎり、抽象的にしか捉えられないので出来ないと思ってしまうのです。

だから、夢を達成するのに必要なことをすべて書き出し、それぞれについて何ができるか、あるいは、まだできないかを考えます。そこまでいったら、後は、自分に欠けているスキルを身につける方法を考えるだけです。

主人公は、今の時点では、自分がまだ身につけていないスキルが多く、そのためのトレーニングを受ける時間もお金もないのが問題だと言います。

夢の実現に大切なポイント


賢者は、創造性も活用しなければならないと指摘します。たとえば、周囲にそのスキルを持っていて、自分に教えてくれる人がいないかどうか。主人公は心当たりがあるのですが、お願いするのは親しい間柄でもないし気が引けるのですね。

賢者は、自分が反対の立場だったらどうだろうと尋ねました。主人公は、自分だったら助けて上げるだろうということで、これもお願いしない裏に別の理由があることを気づかせます。それは、無下に断られるのが恐ろしいからというものです。

しかし、これは自分の要求が断られることと、自分が否定されることを混同していることからだと指摘されます。たとえ要求が断られても、必ずしも嫌われたからではないと。相手がどう答えるかは、聞いてみなければ分かりません。恐怖はマインドが勝手に想像したものです。

他の人にサポートやアドバイス、援助を求めるという基本的なことができないと人生であまり前進できません。

この他にも、自分の持っているリソース(時間やお金)をどこに費やすかという選択についてもコメントがありました。何かを手に入れたいと思えば、今までリソースを向けていたもの、たとえばバケーションを諦めるという選択もときにはする必要があります。

そして、自分の夢を実現する道のりは、山登りのように、途中の努力が大きければ大きいほど、達成したときの満足感が大きいことも賢者は説明しました。

この後のストーリで、自分の要求が断られる恐怖を克服すること、何が今の自分にとって大切かを考えて選択すること、そして努力が大きければ満足感が大きいことを体験することが、賢者の出された宿題やある設定で実地訓練されることになります。

さて、自分の夢の実現に向かって行動を起こす前に、夢が実現したところを想像してみることも大切です。そのとき、何となくしっくり来ないものがあれば、自分の中に何か葛藤があるということです。主人公の場合は、親の意見と自分の夢が違うことでしっくり来なかったのですが、賢者のコーチングでその葛藤も解消されます。

また、夢の実現の計画は、それを思い止まらせようとする人たちには話さない方がよいのです。その一方で、自分を信じて心から応援してくれる人が一人でもいれば、大きなプラスになります。そういう人が身近にいない場合、滅多に会うことのない親戚や子供時代の友人、あるいはもうすでに亡くなっていても、生存中自分を愛してくれた人などを思い浮かべればよいのです。くじけそうになったとき、彼らが自分が成功するのを信じて応援してくれていると想像するのです。ペットでもいいみたいですね。

人生の成功とは


最後に、賢者が"a successful life"について定義していたので引用してみます。

A successful life is a life that you led in accordance with your wishes, giving the best of yourself in what you do, staying harmony with who you are, and, if possible, a life that has given us the chance to go beyond yourself, to devote yourself to something other than yourself and to bring something to mankind, even very humbly, even if it's tiny.

意訳してみます。成功とは自分の望みにしたがって人生を歩み、最善を尽くし、自分らしく生き、できれば、たとえ少しであっても、自分を越えて何か人類のためにできることをする。

そして、自分の価値に従って生きているかどうかを知るには、自分の感情を確かめればよいのです。

その他にも、どんなときでも選択肢があるということも言っていましたが、なるほどでした。ときには、選択肢が少なかったり、つらい選択であることがあっても、最終的には自分が選択しなければならないのです。被害者意識にならないためにも、自分の本心に従って生きたいですね。




関連記事

 人生の意義と幸福

 自分の価値 人生

0 Comments

Leave a comment