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2017  07:08:43

幸せのために苦しみを手放すー"Happiness Now"から

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Happiness Now: Timeless Wisdom for Feeling Good Fastに戻ります。本書のサマリは今回が最後です。

自分にとって大切なことを優先させる


一日の時間が早いと思いませんか? この頃、自分にとって楽しいこと、大切なことを優先させないと時間切れになってしまうと少々焦りを感じています。ということで、本書の"Remember What's Important!"というセクションの内容はまったく同感を覚えました。

幸福を感じていない人たちは、自分にとって何が大切かを忘れてしまっているか、覚えていても、他のことに時間やエネルギー、注意を向けているからです。

その原因は、目標を未来に置き、将来の幸福を目指しているからです。著者は、現在の幸福を目標に設定することを勧めています。そして、次のようなエクササイズを提案していました。

まず、自分がやるのが楽しいことを10個書き出し、その隣に、最後にそれをやった日付を書きます。次は、自分の人生で最も大切な人を10人書き出し、その隣に、最後にその人と充実した時間を送った日付を書きます。こうすれば、今、自分が大切なことに時間とエネルギーを割いているかどうか分かりますね。

内なる智慧に耳を傾ける


Life is an act of listening.
生きるとは耳を傾ける行為です。

誰でも人に聞いてもらいたいと思いますよね。どうしてだと思いますか? 著者によれば、一つの理由は、自分の内にある大いなるセルフに耳を傾けていないからだそうです。

内なる智慧は誰にでもあり自然なもので、それを得るための努力をしなくても、ただ受けるだけでいいのに、そうではないと否定する思い込みが邪魔をしているのです。智慧は無条件で常にそこにあります。

内なる声に耳を傾けても答えを得るのが難しいなら、智慧を得るのは難しいという思い込みがあるのです。内なる声に耳を傾けて何も返答がなければ、自分には智慧がないという思い込みがあるのです。内なる声に耳を傾けてその答えに従わないなら、内なる智慧を信用していないのです。

どうしたら、内からのガイダンスが正しいと分かるのかという質問に対して、正しいかどうかはエゴが固執するものなので、ここでは別の聞き方を提案していました。それは、「今、自分にできる最も愛深い行為は何ですか?」というものです。

正しいかどうかを決めようとすると意見が分かれてしまうので、世の中の争いが耐えないのだと思います。今回のアメリカの大統領選挙を見ていても、多くの人が感情的になって大変でした。でも、自分にできる愛深い行為はという質問に変えると、答えはハートから返ってくるのが分かります。そして、"love is wisdom"だそうです。

幸せのために苦しみを手放す


また、面白い逸話が載っていました。

ある男が崖から足を踏み外し、深い海に向かって落ちていくとき刺のある枝をつかみました。
「誰か助けきて」と祈り始めると神が応えました。「神さま、助けてください」と祈ると、「手を放してジャンプしなさい」という答え。男はしばし考えたあと、再び「誰か助けにきて」と祈り始めました。

この男のように、苦痛にしがみつきながら自由を求めることはよくあります。でも、苦痛と自由の両方を手に入れることはできません。

愛を見出すまで恐れを放そうとしない。けれども、まず恐れを放す気持ちにならないで愛を見つけることはできません。輝かしい未来を確信するまで苦い過去にしがみつく。けれども、過去を放たないで輝かしい未来を手にすることはできません。再び幸せになる前に、なかなか苦しみを捨てようとはしません。でも、苦しみを捨てなければ幸せはやって来ません。

エゴにとっては、愛や真実、幸せは大きなリスクで、すべてをコントロールしないと気が済まないからです。コントロールしながら幸せにはなれません。コントロールも恐れも手放すことです。手放すことがリスクに感じられても、手放したときに失うリスクがあるのはエゴだけです。




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