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2016  08:40:43

自分の人生に関わる人は贈り物を持っている ー"Happiness Now"から

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Happiness Now: Timeless Wisdom for Feeling Good Fastの続きです。

意図を設定することが大切


朝の気分でその日のトーンが決まるとよく言われますが、著者もそのことを言っていました。

けれども、身支度を整えるといった身体の準備に95%くらいかけて、後の5%くらいが精神方面の準備だったりしますよね。どんな日にしようかということを考えて一日を始める人も少ないでしょう。多分。きょうは何をしようと思っても、どんな日にしようかまでなかなか頭が回らないですね。朝はバタバタしてるし。

でも、その日をどんな日にしようかと決めることが大事だと著者は言っています。"Decision is power!"だからです。今幸せを感じるのも、決断のパワーが要ります。

Your mind is like a TV set with a hundred different channels, and it is you who decides which channel you tune in to.
あなたのマインドは100もの違うチャンネルがあるテレビのようなもので、どのチャンネルに合わせるかを決めるのはあなたです。

犠牲者のチャンネルでも、自由のチャンネルでも、恨みのチャンネルでも、きのうと同じチャンネルでも、新生のチャンネルでも、罪悪感のチャンネルでも選択は自由です。

ところが、ハッピーな日にしようと決意して一日を始めても、みじめな日になってしまうことがあります。それは、意識的にハッピーな日を決意しても、無意識がみじめな一日を決意しているからです。意識と無意識の思惑が違うと、無意識の方に軍配があがってしまうようです。無意識の別名は潜在意識ですから。

これを解消するには、許すこと、そして、わたしはダメ人間だというようなためにならない思い込みを捨て、何が起こっても、喜びにつながる決断をし続けることです。また、瞑想や祈り、マントラ、ヨガ、インスピレーションが得られるような本を読むなどということを勧めていました。ただし、大切なのはやり方ではなくて、どんな一日にするかという意図を設定することです。

Your intention determines everything. It's a great 'power'!
あなたの意図がすべてを決定します。意図は大きなパワーです!

自分の人生に関わる人は贈り物を持っている


人間関係についての言葉です。

If a person is in your life, it is because you have a gift for each other.
どんな人でもあなたの人生に関わるなら、あなたたちが互いに贈り物を持っているからです。

つまり、互いに何か気づかせてくれるものを持っているということです。これは、簡単に好意を持てる相手だけでなく、好意を持つのが難しい相手にも当てはまります。

そして、相手に投げかけるものは、自分に跳ね返ってきます。だから、誰かを憎んでいて、平和を感じることはできません。誰かを罰しようとして、自由を経験することはできません。誰かに怒りを抱いて、愛を感じることはできません。誰かを攻撃して、安全でいることはできません。

また、別の方向にも働きます。たとえば、自分をつまらない者だと批判すれば、周囲にいる最も親しい人たちをも同じように批判するのです。友人が何か素晴らしいことをやっても、そんなはずはないと思うのです。

親が子供の素晴らしさを認めないとき、これをやっているのかなと思います。わたしは、それに気づいたことがあります。どうしてそんな風に決めつけるのだろうと思ったのですが、自分の観点あるいは経験からしか見ることができないのだと分かったのです。これを教えてくれたという意味で、やはり贈り物をもらったことになるのだと思います。

相手の素晴らしさに素直に感動できるようになるためには、まず、自分からなんですね。自己尊厳が大切です。

Beingが先


幸せを探し求める落とし穴について。

幸せに限ったことではないのですが、何かを探し求めるというのは、1)それがないと思っているか 2)すでにあるのを認めたがらないかのどちらかです。探し求めるのは自己否定だと著者は言っています。自己容認したとき、探求は終了します。

幸福への道には大きく3つのルートがあります。'Doing'、'Having'、'Being'です。

'Doing'のルートは、十分に達成、生産し、善行を積めば幸せになれるという希望です。ここでのキーワードは「達成」です。'Having'のルートは、買ったり集めたり、所有したりするもので幸せになるという希望です。ここでのキーワードは「蓄積」です。このどちらのルートも幸せになるように促してはくれるけれども、幸せにはしてくれません。

'Being'が永続する幸せの鍵です。'Being'のルートは、自分がなりたい人になる勇気を持つことに尽きます。ここでのキーワードは「受容」です。

よい仕事に就いて(Do)、高い所得を得れば(Have)、幸せになると思うのはエゴの考え方ですが、これでは本末転倒です。まず、幸せでいる(Be)、そうすれば、好きなことをして(Do)、好きなものを手に入れる(Have)ことができるのです。

褒め療法


著者がワークショップで行っているのに"Complimentary Medicine Therapy(褒め療法)"があります。これには3つのレベルがあるのですが、最初のレベルは、自分にとって大切な特質や才能、スキル、価値について自分のことを褒めます。

他の人から何千回と褒められても、自分が納得していなければ、褒め言葉を本当に聞くことはできません。お世辞にしか聞こえないということですね。だから、まず、自分を褒める練習を積んで、受け入れることができるようにするのです。

次のレベルは、他の人の素晴らしいところに気づいたら積極的に褒めることです。人を褒めると、その褒めた点が自分にも強化されるからです。面白いですね。だから、自分の中で何か喜ばしい性質を伸ばしたいと思えば、それを他人に見出して褒めるとよいそうです。これは仏教の教えにもあるそうです。

Compliments are affirmations. Like sacred greetings, they bless both the receiver and the giver.
褒めることは肯定することです。それは、聖なる挨拶のように、与える人と受け取る人の両者を祝福します。

さて第3のレベルですが、これはちょっと難しいです。恩知らずだと思う相手に接触して、自分が感謝されたいところを相手に対して感謝するというものです。エッ~! これにはこんな理由があるのです。

Often what you're not getting may be what you're withholding.
得ていないものは、自分が出し惜しみをしていることが多い。

相手は自分の鏡の役目をしてくれるからです。自分が見せないで鏡に対してそれを見せろという理不尽なことをしているのです。この相手は、生存者でももう亡くなっていない人でも同じです。物理的に会わなくてもいいということかなと思います。だったら、やれそうですよね。心を静めて、相手の魂を呼び出して語りかければいいから。

自分に愛を示してくれる人を愛するのは容易です。しかし、不当に扱われた、攻撃された、裏切られたと思う相手からは、愛を引っ込めたくなります。相手を懲らしめたくなるのです。

The moment you withdraw love from any one person, you also withdraw yourself from the experience of love.
どんな相手からも愛を引っ込めた瞬間、あなたもまた愛の経験から自分を引っ込めるのです。

う~ん。うなってしまいました。どうも、わたしたちは本質的に愛の存在なので、愛を引っ込めると苦痛を感じるようになっているみたいですね。


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