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2016  07:05:26

今幸せを感じるにはー制限のないすでに幸福なセルフを思い出す

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"Happiness Now!"のタイトル、インパクトがあってよいですね。~したら幸福になるんじゃなくて、今、現状で幸せを感じるというんですよね。これは、すごいことです。おまけに、副題も"Timeless Wisdom for Feeling Good FAST"ですよ。即刻、よい気分になるための~とあります。幸福に対して、何か他のものに頼るのではなくて、自分が主導権を持つというのがいいです。

今という瞬間を神聖な時として扱う


第一章のタイトルが"Happy Already!"です。これは著者の言わんとすることを端的に表現しています。これから幸せになるのではなくて、今すでに幸せなんだということです。

「今」という瞬間を神聖な時として扱うことを勧めていました。できるだけ、その瞬間、瞬間を、感謝し、敬意を払い、尊重するというのです。思うに、後悔や取り越し苦労や、怒りや恨みなどで時間を過ごすのは、その時間と共に自分の生命もドブに捨てているのと一緒かもしれませんね。

もっとも人生には、英語でいう"shit happens"で、嫌な事は起きます。そんなときは、確かに難しいですが、それでも今の時間を大切にしたいという気持ち(willingness)があれば、できるようになると。

そのためには、注意を外界に向けるのではなくて、自分の内の"unconditional Self"の方に向けるのです。

幸福はすでに届けられている


The gift of happiness is wrapped in your heart. It can never get lost in the mail! In truth, your happiness has already been delivered, sitting in your inner mailbox---your heart---waiting to be opened.

幸福は、ハートにすでに届けられていて(だから、配達ミスで失われることがない)、開けてもらうのを待っていると。それなのに、わたしたちは、幸福が外にあると信じてあちこちに探し求め、失望したり悲しみにくれたりしているのです。

外界に幸福を求めても得られない理由について、著者の説明はこうです。今、この場で幸福であるポテンシャルを自分の内に見ることを拒んでいる限り、外界に幸福を見ることができない。外界は、鏡の役目に過ぎないから。

It's about rediscovering an inner potential for original joy---a potential that already exists but has been buried beneath a pile of fears, doubts, guilt, conditioning and history.

ここでのテーマは、恐れや疑い、罪悪感、条件付け、過去の出来事の山の下に埋もれてしまっているけど、すでに初めからあった内なる喜びのポテンシャルを再発見することです。

ポテンシャルについて


著者は心理学の博士号を持っていますが、その説明が可笑しくて笑ってしまいました。大学では、ポテンシャルについて多くのことを教えてくれた。特に、限りないほどの悲惨、苦痛、脱力感、絶望感のポテンシャルを。

My pshychology training consisted of: Year 1, an introduction to basic suffering; Year 2, the study of advanced suffering; and Year 3, a qualification in inspired suffering.

心理学のトレーニングの1年目が基本的な苦しみ、2年目は上級の苦しみ、そして3年目になると触発された苦しみの適性です。鬱病といっても100種類もあるのですね。統合失調症も30や40種類もあるようです。これだけポテンシャルを勉強したのですが、喜びや平和、調和、完全、成功のポテンシャルについては、ついぞ教えてもらえなかったと。

人間には自由意志が与えられているから、どちらのポテンシャルに行くかは選択次第なんだと思います。そして、どちらのポテンシャルも無限にあるのでしょう。

What you focus on most often becomes familiar, and what is familiar feels real to you.
あなたは、最も注意を向けることに慣れ親しんでき、しまいには、それが現実に感じられて来るのです。

そういえば、世の中は、幸福よりも苦痛の方に注意を向けるきらいがありますね。だから、苦痛の方が現実に感じられるわけなのかと納得。次に、世間で言われていることをリストしているのですが、可笑しくて、大笑いしてしまいました。

Happiness---the absence of pain. (幸福、それは苦痛が存在しないこと)
Happiness is superficial, pain is deep.(幸福は浅薄で苦痛は深遠)
Laughter is a common symptom of manic depression.(笑いは躁鬱病の一般的な症状)

「制限されないセルフ」を思い出す


True happiness is an inner power---natural, healing, abundant, and always available.
真の幸福は内なる力です。それは、自然で、癒しのパワー、豊かで、いつでも得られるのです。

冒頭で、幸せはすでに内に存在しており、外界ではなくて、自分の内の"unconditional Self(制限されないセルフ)"に注意を向けることが大切だとありました。

無意識でいると、エゴの言いなりになって、外界に幸福を探し求めてしまうようです。そして内なる制限されないセルフを忘れてしまうのですが、まったく見失ったわけではありません。

「制限されないセルフ」が原型で、こっちが本当の自分です。両親や先生、牧師、友人、その他の人たちに教え込まれ、それによってこうだと思い込んでいる自分ではないのです。

「制限されないセルフ」は、あなたが幸福に創造され、すでに幸福であることを知っています。あなたが夢想したあらゆる幸福は、すでに本当の自分の中に今あるのだと。

どの瞬間も、「制限されないセルフ」を覚えているか、忘れているかのどちらかなんですって。それ以外のことはありません。

Unhappiness is a symptom of forgetfulness, as much as joy is a symptom of remembering.
不幸は物忘れの症状で、同じように喜びは覚えている症状です。

だから、「制限されないセルフ」を思い出すことが大切で、自分にとって何が喚起になるか知っておくとよいようです。著者の場合は、友人と楽しく時を過ごすとか、自然の中を散策したり、ユリの花の匂いを嗅いだり、瞑想したりすることだそうです。



最近思っていることですが、人生には問題や嫌なことは起きますよね。そういった問題に対応しなければならなくても、その問題と自分の間に距離を置くと気分的に楽になります。問題は自分ではないのだと。また、できるだけ、楽しいことを優先させるように心がけています。昔は、それに何となく罪悪感を感じていたのですが、歪んだ考えだと気づきました。本書の著者も、「制限されないセルフ」を思い出すことが大切だと言ってますものね。



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