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2016  06:00:56

幸せは今ここにー"Heart of Miracles"から

原書:Heart of Miracles: My Journey Back to Life After a Near-Death Experience

前回の続きです。

手術と療養


せっかくクンダリーニヨガとインドでのワークショップで体力と健康を取り戻し、精神的にも癒された矢先、心臓に埋め込まれたICデバイスの不具合で再度、大手術することになりました。怒りがこみ上げたものの、これまでに学んだヨガ、瞑想、祈り、ポジティブなアファメーションで臨むKaren。

手術はスムーズに終わりました。アロマセラピーをしてくれる親切な看護婦や家族のサポート、それに、自分は守られているというシンクロも体験します。手術後数日間は激痛で一時的に吃音になるほどでしたが、今回は、どんな不運も自分を傷つけることができないと確信するほど精神的に強くなっていました。

回復を早めるために、以前のリハビリの他に、リフレクソロジーや霊気といった治療法を加え、ターメリックやスピルリナといった「スーパーフード」を食事に取り入れるようにしました。また、エピジェネティクスを勉強し、感情や化学的環境が遺伝子発現に影響を与えることを学びました。思考だけでなく、環境毒素も細胞に影響を与えるのです。ということで、デトックスプログラムや自然療法も行い、皮膚や目がきれいになり、活力も出てきました。

こうして、ヨガや瞑想、ヒーリングなどを教える1週間のワークショップを友人と二人で行ったりするほど元気になりました。弟や妹、友人たちは、素晴らしいことだと応援してくれたのですが、両親だけはなかなか理解してくれません。もっとも、Karenは両親の家に居候して、冷蔵庫に見慣れない食材を保存したり、父親の書斎で香を焚いたり、マントラのテープをかけたりしたのですから、両親は戸惑ったのでしょうね。

閉じられた扉


両親は、早く仕事を探して前のような生活に戻ってほしいと望んでいますが、Karenは、もうスピリチュアル面を無視した元の生活に戻れません。たやすい道ではないけど、自分が成長するためにこれしかないと思っていました。

ただ、現実的には簡単ではありません。雇われのYogaのインストラクターでは、生計が立てられないし、自分でスタジオを持てば、多数のファンを獲得しなくてはいけない。ということで、一度は普通に就職活動をしてみたりしたのですが、よいと思われる就職先にコンタクトを取るのに何度も電話が通じないというような不可解なことが起きたり、別のところで雇われた先が3日後に経営方針を変えて職がなくなるというようなことが起きました。こういうのが重なり、昔の道への扉が閉ざされているのだと思いました。

以前の生活へは戻るなという導きだということは理解したのですが、さてどうしてよいか分からない。そこで、スピリチュアルの先達に従って、"listen"することにします。それで、自分の部屋の床に座り、瞑想をします。ときには何時間も。そうすると、「何もしない」と父親を苛立たせることに。

友人たちも、いつまでも両親の家でブラブラして大丈夫かと心配するようになります。内面の成長というのは外からは分かりにくいし、自分でもはっきり成果として現れないと不安になるんですね。この期間は、つらいです。それでも、Karenは瞑想と祈りを続けました。そうすると、内からの光が輝き始めたと言います。内なる自分につながるようになるにつれ、やりたい事が明確になってきました。

トスカニーからアッシジへ


さて、そんなとき、ロンドンで会った友人からイタリアで行われる結婚式の招待を受けます。意外なことに、父親がすんなり承諾してくれて、インドのヨガセミナーで友人になったドイツ在住のReginaを誘って参列することにします。Reginaは、離婚したばかりで傷心していました。

こんな二人ですが、ベルリンからトスカニーまで車を運転して楽しい旅をしました。トスカニーの古いお城を改造してできたホテル行われた結婚式は、ポジティブなエネルギーであふれ、とても心に残るものでした。新郎と新婦のあいだの愛に交される感じられ、二人とも幸せな気分に。KarenもReginaも、この次は自分たちの番だと確信しました。もっともロマンチックな場所で行われた結婚式、そこで愛を信じられなかったら、一体どこで?という感じです。

さて、ここでシンクロが。Reginaがカリフォルニア州に住む友人にKarenを紹介しようとEメールを送ったら、なんと、彼は今アッシジにいるということなのです。さっそく、二人でアッシジに向かいます。アッシジは聖フランシスコで有名なところです。Reginaの友人、Drupadaはアッシジ近郊のスピリチュアルコミュニティーにレジデントとして滞在しており、ビジターもホテルのように滞在することができるのです。

karenの泊まった部屋には、ベッドの頭上にイエスの肖像画が掛かっていました。不思議なことに、KarenもReginaも、それぞれ、不思議な夢を見ました。それも鮮明で、起きたあとも頭に残っているのです。アッシジに近いということもあって、スピリットにつながりやすいパワースポットのようです。

アッシジを去って帰途の途中、思いもかけず聖フランシスコがイエスの声を聞いたとされるサン・ダミアノ教会を訪れました。教会は閉まっていたので、外の草むらに座って祈ることにしました。深呼吸を始めると、額にエネルギーを感じ、めまいがしたと思ったら、目を閉じたまま、何百という赤い薔薇の花が咲きこぼれるのを見ました。エネルギーの変容があると、薔薇を見たり匂いがしたりという「薔薇の奇跡」が起こるそうです。

ブータンへ:幸せは今ここに


イタリアから帰ってきたら、みんなが幸せそうだとコメントしてくれます。そしてヨガのブログサイトに寄稿していたことから、不思議なめぐり合わせでブータンでヨガリトリートをすることになりました。もう長い間ブータンに行くことを夢見ていたと言います。ブータンを旅行しているところを空想したり、ネットでブータンのホテルを探してはそこに泊まり山に望むカウチにいるのを想像したりしていました。ブータンの写真も部屋に置いてあったと言いますから、まさに願望実現のお手本ですね。

ブータンでは、幸せは外の条件に左右されないことを学びました。

Happiness comes from mental stability that we create by connecting to a higher source and loving ourselves.

高次のソースにつながって得られる精神的な平安と自分を愛することからくるんですね。億万長者のような生活をする必要もないし、世俗から離れて修道士のような生活をする必要もないのです。どこにいても幸せになれます。

チェレラ峠Chele La Passの女子修道院を訪れたとき、17才の若い修道女が案内してくれました。彼女と話すうちに、まだ自分は今与えられた恩恵を十分感謝していなにのではないかということに気づきました。Karenは結婚して愛情深い関係を持つ願望があるのですが、一番人生で辛いときにボーイフレンドはいませんでした。スピリチュアルの道ー自分の中に神聖を見いだし、人生の方向を探るーは、結局、個人的なことで一人で歩まなければならなかったのだと分かったのです。

まず、自分自身でハッピーでいることが先決です。そうして始めて、他との関係で幸福を見出せるのです。

まだ続きます。

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