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2015  03:32:25

ウッディ・アレンのポリシーを持った生き方に学ぶーChoose Youselfから

引き続きChoose Yourself!からです。

本書の著者は、どんな人からも学ぶことがあるという信念を持っていて、こんなエクササイズを提案していました。

Pretend everyone was sent to this planet to teach you. Famous people, dead people, your neighbors, your relatives, your co-workers. This will give you a strong feeling of humility. And guess what, you will learn from people, you will appreciate them more, and they will actually appreciate you more. Because everyone loves to teach.

分かりやすい英語なので解説するまでもないですが、周囲の人たちはみんな自分に何かを教えてくれるために使わされたのだと想像するという発想はいいですね。

そうすると、よいお手本を示してくれる人だけでなく、嫌な相手でも批判しないで学ぶことができ、感謝したくなります。わざわざ自分のために嫌な役を演じてくれているのだなって。そうすると、謙虚な気持ちで人と接することができるのですね。

ということで、ウッディ・アレンです。恥ずかしながら、わたしは彼の映画を見たことがないのですが、でも彼の存在は知っています。マスコミの報道から、かなりの変人? でも映画作りの才能はあるみたい程度の印象しかなかったのですけど、本書を読んで見方を変えました。

ウッディ・アレンは、一年か二年に一本、映画を送り出しています。ブロックバスターの作品ではないですが、そこそこの収益があります。

著者は、ウッディ・アレンのプライベートは知らないと断っていますが、仕事ぶりや作品、インタビューなどから、アーティスト、クリエイターとしての生き方を学んだことをまとめています。何よりもウッディ・アレンは、いつも一歩先を行って革新的だから、学ぶことは多々ありそうです。

失敗を恐れない

ウッディ・アレンの映画はすべてよいというわけではありません。中には駄作も。彼自身も認めていて、1976年のローリングストーンズ誌のインタビューで少しくらいの失敗は平気だと言っているんですね。やりたいのは、自分が不安を感じ、得意でない分野に進んでいくことだそうです。

ワンパターンは嫌みたいです。一度成功したら、同じことを繰り返す監督もいますが、彼にとってはいつも進化していることが重要なのです。仕事でもプライベートでも華々しく失敗してくれるけど、いつだってそれにへこたれずにカムバックするのは驚異に値すると著者は感嘆しています。

先見の明がある

ウッディ・アレンは、1977年のワシントンポストのインタビューで、家で映画鑑賞するようになるのは時間の問題だろうと言っているそうです。今ではタブレットで映画を観ることもありますよね。実際に、著者はiPodでウッディ・アレンの映画を最近見たそうですが、十分楽しめたみたいです。

一つの型やスタイルだけに捉われない。今の時代、クリエイティブで人より抜きん出るには、芸術作品も多様化させなければならないと著者は言っていますが、これは、芸術の分野だけではないような気がします。ビジネスの世界はシビアで、トレンドに立ち遅れると生き残れないですよね。

柔軟性を持つ

ウッディ・アレンの仕事の仕方は、まず大まかなアウトラインだけ決めて始めるようです。脚本も最終的なものではなく、進んでいくうちにドンドン変わっていくそう。“To me a film grows organically"と言っています。"organically"は、「内からの自然な赴きのままに」という感じですね。

関係にしても環境にしてもいつも変化しているわけですから、それに適応し、柔軟に対応することが大切です。

生産性が高い

ウッディ・アレンは、定期的に映画の作品を世の中に出しているだけでなく、脚本や本、雑誌への投稿などもしているので、四六時中働いているのではと思いますが、インタビューで毎日3時間から5時間だけ働き、それが持続できればかなりのことが生産できると言っているそうです。"Getting to the typewriter every day is what makes productivity.”だそうです。

若いころは、一つのことをぶっ通しでやったりしたそうですが、それはよくない習慣だと気づいたと。朝早く起きて仕事を始め、3~5時間働いたら、あとは翌日に回すというのがよいみたいです。

外部の刺激を避ける

著者も反省していますが、朝起きたらEメール、ツイート、フェイスブック、アマゾンのランキングのチェック、ブログのコメントの対応とかやり始めて、これを一通りするのに20分。それを一日に10回もやっているのでかなり時間の浪費をしていると嘆いています。

ウッディ・アレンは、『アニー・ホール』でアカデミー賞を受賞したとき、マンハッタンのバーでクラリネットの演奏をしていたそうです。授賞式の日でノミネートされているのに、そんなことは無頓着で、毎週行う演奏会に行った。それが終わってから自宅に戻り電話を切って寝床につく。翌朝、コーヒーとトーストを用意し、新聞を開いて始めて自分がオスカーを取ったことを知ったということです。

不完全を認めながら完全主義を目指す

ウッディ・アレンは、自分の作品はどれも望んだような出来栄えではなかったと繰り返し言っているそうです。何度やっても、どんなに努力しても、完璧な出来にはならない。それでも、あきらめずにやり続ける。今度も完璧ではないと知っていても挑戦する。しかも、自分の安心領域から出るのを恐れずに。

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他にも3点ほど挙げていましたが、ちょっと重複するところがあるのでこの辺で止めておきます。何よりも、彼自身の言葉、"80 percent of success is showing up”に要約されているような気がします。成功の80%を決めるのは、とにかく「やる」こと。"show up"は直訳すれば「姿を見せる」なのですが、ここの文脈では「やる」ですね。

失敗を恐れず、あきらめず、やり続ける。安心領域で満足せず、新しいことに挑戦しながら、媒体も一つに固執せずに多様化しながらやっていく。また、外部の刺激をシャットアウトして気を散らさないようにし、毎日3~5時間働いたらあとは好きなことをして楽しむ。

こんな感じでしょうか。自分のポリシーをしっかり持った人なんだなと感心しました。だから、あれだけ多くのアウトプットができるし、いつも前進しているのですね。

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