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2015  09:41:21

許し=苦い過去の自分を放つ

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以前にご紹介したガイ・フィンリーのCDの抜粋からご紹介しますね。

It is impossible to change the relationship we have with the world around us without changing the relationship we have in ourselves, with ourselves.

まず、自分自身との関係を変えなければ、周囲との関係を変えることはできない。

「すべては自分から」ということは、さまざまなところで言われています。考えてみれば、これはラッキーなことです。自分を変えることなら、努力次第でできるから実現可能です。問題は、自分の周囲を変えようとするから、いつまでも変わらないのですよね。

自由を願望していても、(相手を責める意味で)「あの人がこんなことをした」とか「しなかった」というような思いを持ち続けていれば、過去に縛られ、振り回されていることになります。まず、そこに気づくことが大切。

One of the main areas of this unchallenged dictatorship that still holds us captive is our inability to forgive.

著者は、過去に振り回されることを"unchallenged dictatorship"と呼んでいます。"unchallenged"ですから、問題だとは思っていないのです。だから、いつまでも自分以外の外のせいにして変えることができず、他の人や環境に振り回されることになります。その大きな原因の一つは、"our inability to forgive"です。許すことができない。

自分を縛りつけているのは、自分に苦痛を与えたと思われる人や条件ではなくて、自分の思考なんですね。

気をつけていないと、過去の嫌なことを何度も反芻してしまいます。脳の進化の観点から言えばサバイバルのためですね。二度と同じ経験をしないために。ところが、著者の見解では、慣れ親しんだ苦痛を確かめることで過去に起こったことを再現し、自分を確立しているということらしいです。

自分を牢獄に閉じ込めるものが何であれ、本来、そんな権力はないと気づくとき、自由が生まれます。牢獄の中で考える代わりに、その状態を突き放して見られるから、それは違うんじゃないのと思うことができるのです。

過去の誰かや出来事を思うとき、過去に誘い込まれていると。その瞬間、過去を再び生きているので、許すことはできません。それは、池に写った像を消すことができないのと同じです。

だから、過去の嫌なことを反芻するのは、無益であるばかりか、いつまでも自分を縛りつけることになるんですね。これに気づくとき、自分のマインドとの良からぬ関係を終わらせることができるばかりでなく、自分の苦痛を誰かのせいにしたくなる気持ちも解消されると言います。

苦痛に生きる過去の自分を放つまでは、苦痛から解放されません。本当の許しは、過去の嫌な経験が思い起こされるたびに、そんな過去の自分を放つことから始まります。

著者は、"give yourself up"とか"lay down your 'self'"という表現を使っています。思うに、苦痛を経験した過去の自分は、本当は幻想に過ぎないのではないかと。それなのに、何度も思い起こしては、それが自分だと思ってしまうから、牢獄に自分をつないでしまうのですね。

過去を放つことができれば、おのずと許しが生まれます。自分が可愛いと思えば、いつまでも牢獄につないで苦痛を持続させるのは止めたいですね。



 許し

 許す 過去の自分

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