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2015  07:32:43

人生の目的が見つけられないと悩む人へーChoose Yourself

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"Choose Yourself!"の続きです。

本書には、実例が沢山出てくるのでよいですね。その中で、人生の目的を探すことに固執する必要はないというテーマで、実際に名を成した人たちの例が出てきます。いずれも、人生の後半に来て目的(?)を達成した人たちばかりです。

「目的」は英語で"purpose"ですが、この言葉は将来何かをして幸福になるということを暗示していて嫌いだと著者は言っています。それまでは、幸福でないということになるからです。

We have to "pay our dues," go on some sort of ride, and then get dropped off at a big location called our "purpose," where now we can be happy.

そうすると、必要な支払いをして何か乗り物になり、「目的」と呼ばれる場所に降ろされて、やっと幸福になれるということになると。今が幸福でいいんじゃないのと。さまざまな事をやってもいいし、いろいろ冒険して終わりでもいいし、あまり目的なんて追求しない方がいいと。

ロドニー・デンジャーフィールド(Rodney Dangerfield)はアメリカの有名なコメディアンですが、コメディーで名を成したのは40代になってからで、それまでは、セールスマンをしていたそうです。

レイ・クロック(Ray Kroc)は、50代までミルクセーキ機械のセールスマンをやっていたそうです。それが、マクドナルド兄弟のハンバーガーショップに出会い、フランチャイズ権を買い、マクドナルドコーポレーションを創業したのが52歳のとき。

レイモンド・チャンドラー(Raymond Chandler)が最初の小説を書いたのは52歳のとき。でも、でピューリッツァー賞を受賞したフランク・マコート(Frank McCourt)になると、処女作『アンジェラの灰』を66歳のときに執筆しています。映画にもなったアメリカの有名な料理家ジュリア・チャイルド(Julia Child)が最初の料理の本を出版したのが50歳のときだそうです。

スタン・リー(Stan Lee)が、『スパイダーマン』、『X-メン』、『ファンタスティック・フォー』などで知られるマーベル・コミックの世界を編み出したのは44歳のときだそうです。

ジャック・カバー(Jack Cover)は、50歳のときにテーザー銃を開発しましたが、やっと売れたのは60歳のときだそうです。

ハリー・バーンスタイン(Harry Bernstein)は、ベストセラーの"The Invisible Wall: A Love Story That Broke Barriers"を出版するまで、実に40冊もの書を書いてすべて出版社に拒否されたということです。しかも、この回想録を書いたのが93歳のときで、“If I had not lived until I was 90, I would not have been able to write this book"と言っているそうです。

その他にも例がありますが、この辺で止めておきます。でも、著者がこうした例を挙げたのは、鼓舞するためではないと言います。

You might never have that “great“ thing you do. I’m not even saying it’s the journey that one should love, because some journeys are very painful.

まあ、そうですね。「偉大」なことを成し遂げるなんてことはないかもしれません。それに、中には苦難の道を乗り越えて来たという例もあるので、自分の好きなことをするには、そこまでする覚悟がなくてはいけないということを言うつもりもないと。

著者自身が、何度も失敗しては立ち上がるということを繰り替えしてきたので、目標や目的、そこに行き着くまでの道のりにはうんざりしていると言っています。だから、道のりも、「目的」が引き起こす諸々の悲壮感や絶望感といった中間の部分を取り除きたいと。

「目的」なんて忘れてしまえです。そう言われると、なんだかホッとしませんか。目的が分からないと悩むこともないですものね。また目的を設定しても、それに捉われて、そこに行くまで頑張らなくてはと力むから悲壮感が漂ったりするんですよね。今の景色を楽しみ、そのときにやりたい事をやればいいかなと思います。肩の力を抜いて、人生をあまり真剣にとらえすぎないようにですね。どうせ生きるなら楽しまないと損ですもん。

とにかく、今、やりたい事をやればいいのじゃないかと思います。きょうやりたい事が、あしたもやりたい事であるとも限らないし、それはそれでよし。周囲の意見や世間体や、こうしなければという誰かが決めたルールではなくて、自分のハートに忠実に生きていくと、自然に導かれるのではと思いました。

著者も言っていましたが、自分自身でいられるようにするのが一番です。思ったのですが、「目的」という言葉を使うから分からなくなるのかなと。大切なことは、自分らしく生きる、本当の自分を引き出す、ということにつきるのではと思いました。





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