22
2015  04:19:06

サバイバルでない自分で選択する人生 ー Choose Yourself

前回の続きで"Choose Yourself!"を見ていきます。

サバイバルの人生


著者の英語は分かりやすいです。話言葉のように一文一文がそんなに長くないからでしょうか。下記がその一例です。

Once you are born, you're screwed. Now you have to actually survive.

この世に生まれ落ちたら、もう逃げようがない。"you're screwed"という句、映画などでよく聞く台詞ですけど、うまい日本語が思いつきません。これがあんたの運の尽きだ、みたいな感じですね。"screw"が「ねじで締める」ですから、イメージ的に分かりますよね。

なぜ運の尽きかというと、サバイバルのためにあくせくしなくてはいけないからです。もちろん、著者は、そんな生き方を推奨しているのではなくてその逆なのですが、サバイバルのために一生を棒に振る人が多いことを暗にほのめかしているのです。

仕事や結婚、関係、白い柵がある家(アメリカのドリームホームって奴ですね)、大学の学位など、外に求めたところで安定は得られない。しょせん、そんなものは幻想に過ぎないから、そのためにあくせくするのは馬鹿げているというのが著者の見解です。

自分の人生


人々は、自分で人生を選択する術を知らないから、他人にそれをやってもらおうとする。そのために、本当の人生を捨てて、他人からコントロールされる小さな人生を生きる。なかなか辛辣ですね。でも、ちょっとハッとさせられるところもあります。

著者は、会社勤めもしたことがあるのですが、今は、会社に頼らず、自分で起業する時代であることを本書のあちこちで述べています。結局、会社は、個人が輝くことを望んではいません。会社という組織は、会社が輝けばよいのであって、優れた人材が縁の下の力持ちのように自分を押し出さないことを願っています。

変えなければいけないのは、外的なものではなくて(ほとんどこちらが支配できる領分ではない)、内的なものです。外的な変化は、内から自然に起こります。一日に、少しずつ、変化を積み重ねていくことを勧めています。

危機の対処


危機のときは、変化を積み重ねるという悠長なことは言っていられません。メンタル的に"fight or flight"(闘争逃走)でパニクっているときに、「落ち着いて」一歩ずつ変えていくというゆとりはありません。体も心もそんなこと出来ないと拒否しようとします。では、どうすればよいか? なかなか参考になることが書いてありました。

お金がない、~がないと欠乏意識が高く、サバイバルしか考えられません。でも、そういうときにこそ、誰かに感謝していることを告げるのがいいそうです。感謝している理由も。それは、自分の人生において豊かさを認識することになるからです。

危機のときは、自分のことだけで精一杯の感じがしますが、ボランティアをするようにと。自分には時間も両手も両足も頭脳もあり、そうでない人を助けることができるというのも豊かさを認めることになるからです。

そして、必要であれば、医者から安眠ができるような処置をしてもらいます。心配して眠れない日が続くとメンタルにも体にもよくないですものね(これを経験したことがあるので、睡眠の大切さを痛感しています)。もちろん、薬に依存しない程度に、一時的な処置にとどめることが重要です。そして、散歩。

著者の友人のKamal Ravikantは、事業経営に行き詰まり、多くの責任を抱えてストレスでベッドから起き上がれなくなり、生きるか死ぬかというところまでいったそうです。その危機から抜け出すことができたのは、"I love myself"をマントラのように唱えつづけてからだと言います。そのときのことを書いた"Love Yourself Like Your Life Depends On It (English Edition)"はベストセラーになっています。

抜粋はこちら。

"If a painful memory arises, don't fight it or try to push it away--you're in quicksand. Struggle reinforces pain. Instead, go to love. Love for yourself. Feel it. If you have to fake it, fine. It'll become real eventually. Feel the love for yourself as the memory ebbs and flows. That will take the power away.

And even more importantly, it will shift the wiring of the memory. Do it again and again. Love. Re-wire. Love. Re-wire. It's your mind. You can do whatever you want.


こちらも、分かりやすい英語ですね。

苦痛の出来事が記憶にのぼってきたら、抵抗したり押しのけようとしないこと。砂地獄に呑まれてしまう。抵抗すれば苦痛を増すだけ。代わりに、愛に振り向く。自分を愛し、それを感じて味わう。できなければ愛するふりでも構わない。やがて本物になるから。記憶が押し寄せたり後戻りしているあいだも、自分への愛を感じなさい。

そして、もっと重要なことは、自分を愛すれば記憶の配線が替わること。何度でも繰り返すとよい。愛して、配線替えをし、また愛して、配線替えをする。あなたのマインドだから、好きなようにしていいんだ。

関連記事

 自分のパワー

 選択 人生

0 Comments

Leave a comment