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2014  07:09:42

脳の配線を変えて幸福感度をアップするには

以前にご紹介したBuddha's Brainの本にも書かれていましたが、脳というのは年齢に関係なく自分で変えることができます。その分野では、neuroplasticity(神経可塑性)と言われる性質のものです。

最近読んだ"More"という30歳以上を対象にした女性雑誌にも、そのことについて記事が出ていました。(確か日本でも『モア』という雑誌ありましたね)。

脳では、何十億というニューロンが神経回路を通して信号を発しています。そして、一番忙しくて、信号が集中し、繰り替えされる回路が、より大きくなるようです。あまり使われなくなった回路はだんだん細くなっていきます。だから、外国語も、毎日練習する方が効果が上がるということになります。

幸福な脳を形成するポイントは、ポジティブな経験と記憶に焦点を当てることです。

"More"誌が、カリフォルニア大学バークレー校のRick Hanson博士にインタビューしています。

ネガティブ指向の回路


Hanson博士も、人間の脳はネガティブ指向の回路になっているとBuddha's Brainと同じことを言っていました。ネガティブな経験はフルに吸収して不安や暗い気分といった不快なものに変えるのに、心地よい経験の方は、その時だけであまり留意しないそうです。ネガティブ反応が習慣になっています。

日中、誰かとやり取りをして何らかの経験をしますね。仮に10回の経験をしたとして、そのうち5回がポジティブ、4回がニュートラル、1回がネガティブだったら、寝床につくとき、どの経験を思い出しながら寝るでしょうか。ほとんどの場合、ネガティブな経験だそうです。

また、長期的によい関係を持つためには、ポジティブとネガティブのやり取りが5対1の割合である必要があるという研究結果もあるそうです。これは、一つのネガティブなやり取りは、5つのポジティブなやり取りに匹敵するほどパワフルだということの表れです。

これは進化の結果です。我々の石器時代の祖先は、危険なものを避ける必要がありました。ひとつ間違えば、命にかかわるものです。ところが、よいものは、今回逃しても、また次の機会があります。こういうわけで、脳の回路がネガティブ指向に進化したそうです。こうして、よい経験はすぐに忘れ去られ、悪い経験はいつまでも後を引くという結果になりました。

ポジティブ指向への配線替え


でも、簡単な方法で、これを逆転させることが可能です。

まず、よい経験が必要です。深呼吸をしてリラックスするとか、美しい景色をながめるだとか、自分によくしてくれた人を思い出すとかです。こういう簡単なことでいいのですが、積極的にポジティブ感情を味わう必要があります。

次に、このポジティブな状態を脳の神経回路にインストールします。これには、いくつかの方法があります。

ポジティブな経験を、少なくとも10秒から12秒かけて、じっくり味わう。また、五感をフルに使って、この経験を強化する。たとえば、屋外にいるなら、土の匂いを吸い込み、そよ風が顔に心地よく当たる感覚を味わいつくす。誰かに褒められたのなら、そのときの嬉しい感情を引き伸ばして味わう。こうすると、脳の配線が変わっていきます。

ネガティブな経験をオフセットする方法


また、ネガティブな経験をオフセットすることも可能です。

ポジティブな経験をフォアグラウンドで吸収している間、バックグラウンドでそれに関連したネガティブな経験をロードします。たとえば、カフェでいつもおしゃべりするフレンドリーな人といるとき、気にかけてもらっているという感情を味わっています。このとき、バックグラウンドでそれと反対の経験、たとえば、バスの中でこちらが微笑みかけたのに無視されたというようなことを思い出します。

ポジティブな経験をしながら、ネガティブな経験を思い出して同時に味わうわけですが、ポジティブな方を強力にするのがコツです。継続してこれを行えば、ポジティブな経験がネガティブな経験をなだめて小さくし、やがてネガティブなメモリは置き換えられます。

最後に


幸福な経験を意識して味わう(吸収する)のに30秒もかかりません。それを一日に6回も行えば(合計で3分)、脳の回路を変えることができるということですよ。

ポジティブな経験は、難しく考えなくてもよいと思います。おいしいものを食べているとき、あ~幸せとしみじみ思うみたいなことでいいんじゃないかな。

最近やっているのは、ネガティブ思考になったり、気分がダウンしたときは、努めて、いちいち一つ一つ感謝していくことです。こうすると、わりと早くネガティブ思考からリバウンドできます。ごはんが食べられるのも、お百姓さんのおかげ。こうやってブログ発信したり検索したりできるのも、インターネットを発明してくれた人のおかげ、といちいち感謝していきます。

感謝というのは、手っ取り早く自分の振動を上げることができるのでお薦めです。「引き寄せの法則」の御所、エスターとジェリー・ヒックスの日めくりカレンダーにもそうありました。

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2 Comments

ぴーちくばー1223  

Re: タイトルなし

最近、よい本が次から次に出てくるので知りませんでした。
教えてくださってありがとうございます。
さっそくWish Listに加えました。レビューもよさそうですね。


2014/11/11 (Tue) 07:47 | EDIT | REPLY |   

yoko  

これと同じようなことが書いてある
Super Brainという本を今読んでいてとても面白いです。
著者はディーバックチョプラ博士と
ルドルフEタンジ博士です。
Amazon全米でベストセラーになったこともあるので
ご存知かもしれませんが。

2014/11/10 (Mon) 17:24 | EDIT | REPLY |   

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