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2014  02:43:54

本当の自分はパワフル|意識の中心に座すと意図が明確になるから

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原書:Inner Peace for Busy People: 52 Simple Strategies for Transforming Your Life

また、この書を取り上げますが、今回で最後になります。それぞれの章は短いですが、内容の濃いものでした。

さて、今回は、Authentic Self"についてです。「本当の自分」という意味です。

人間っていろんな面を持っていて、一言でこういう人だというのが難しいと思いませんか?

時と場所、そのときの心の状態、対応する相手によって自分の性格って変わりますよね。一体、どれが本当の自分なのかと思います。

自分の性格はこうだというイメージがあっても、何か予期せぬことが起こったときに自分の反応や行動に驚いて新しい自分を発見したり。

著者の体験談がとても興味を引いたのでご紹介しますね。

アリゾナ州のトゥーソンにあるスパで受けたプログラムで、馬を通して自分を発見するというもの。プログラムによると、馬というのは接する人の真実を映し出してみせてくれるそうです。

馬の世話をするラングラーに、割り当てられた馬のひづめをきれいにするように言われます。

以前馬を飼っていてもう何度も馬のひづめを掃除したことのある筆者は少しがっかりするのですが、先入観を放って従うことにしました。

グルーミングのあいだに何があっても、扱っている馬について勝手にストーリーを作らないように言われます。

たとえ馬がなかなか足を上げてくれなくても、馬が頑固だからではないと。馬は人間のエネルギーを感じ取って反応するそうです。だから、そういう場合は、人間の方で何かしら真実でない部分があるそうなんです。

さて、馬を飼っていたのはもう20年も前のことなので、筆者は少し不安を感じていました。でも、馬が素直に後ろ足を上げてくれたときは、大丈夫と少々有頂天に。

ところが、前足に来たとき、困ってしまいます。どうしても足を上げてくれない。足を上げろという合図で腱をつねってもダメ。つねる力を強めてもウンともスンとも言わない。

仕方がないので、ラングラーに助けを求めます。

著者はまず、過去にできたからエキスパートでなければという完璧主義と、ちゃんとやって他の人によく思われたいという"people-pleaser"の部分が頭をもたげたことに気づかされます。

ラングラーたちは、こうした虚偽の部分、そしてそれが引き起こす不安を馬が感じ取ってひづめを上げないのだと説明してくれます。

馬はエネルギーにとても敏感で、澄み切った平和的な意図でないと反応しない。虚の部分の動揺が引き起こすエネルギーでは、コミュニケーションが明確でないということです。

次に著者は、愛情を示したら反応するかもしれないと思い、あちこちなでたり、スクラッチしたり、耳元に囁いたりしたあとで足を上げさせようとします。でも馬はビクともしません。

ここで、ラングラーの助けにより、馬が説得に応じないことを悟ります。

Center yourself. Think clearly about what you want the horse to do, and then go over there and lift up his leg.

意識を中心に持ってきて、馬に何をさせたいかを明確に思い浮かべてから足をあげさせる。やっと分かってきました。

後ろに下がって、腹式呼吸を数回して意識の中心、平和な部分を探します。そこには完璧主義やpeople-pleaserの虚は存在しません。ただ馬が足を上げることだけを願う自分。すごく明確です。馬は反応しました。

虚を取っ払った真の自分だけを意識に持ってくると、澄み切って意図が明確になるのですね。そうすると、自分の意図した通りに物事が進む。人によく思われたいとか、こうでなければいけないという虚で本当の意図がくらまされるから、思い通りにならないということなのかと思わず膝を打ってしまいました。

後日談もいいですよ。

このセミナーを受けてから一週間後、仕事で旅行しているとき、スーツケースのファスナーが上がらなくなったことがありました。

いろいろやってみたけど、うまくいきません。ピローケースに全部詰めなければいけないことになるかしら、そうすると恰好がわるい。別のスーツケースを持ってこなかったことを後悔したり、こんな目に合う自分をみじめに思ったりという、虚の自分のオンパレードになりました。

そこで、ファスナーを馬に見立てて、深呼吸を数回し意識の中心に移ります(頭から丹田のあたりに意識を移すといいみたいです)。それから、ファスナーが動いてスーツケースを閉じるという意図だけを考えます。驚いたことに、本当にファスナーが動いて無事にスーツケースを閉めることができました。

わたしたちのエネルギーがいかにパワフルかということですね。でもちょっとうまくいかないと、虚の部分が出てきて、意図がぼやけて、エネルギーが散漫になり、本当のパワーを発揮できないのかなと思いました。

すべてはエネルギーといいますから、生物だけでなく、ファスナーのような無機物もわたしたちのエネルギーに反応するんですね。驚きだけど、さもありなんです。世間の常識に捕われると、まさかという気になるんですけどね。

動物や幼い子供は素直に反応してくれて分かりやすいですけど、すべては自分のエネルギーに反応しているから、結局は外界の世界は、自分の内面を映し出しているということになるのでしょう。何か思い通りにいかないときは、自分に何か虚の部分がないか内省して、意図をはっきりさせるようにするといいんですね。

確かに、意図がはっきりしているときは、余念がなくて、すっきりして、そうなるとしか思わないです。あまり頻繁にはないですが。これを機会に意識を中心に持ってくる練習をしてみたいと思いました。





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