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2014  06:44:56

忙しい人の時間のやりくりで大切なこと|人生を楽しむひとときを持つ

原書:Inner Peace for Busy People: 52 Simple Strategies for Transforming Your Life

前の続きで、忙しい人のための著書です。

忙しい今日、いかに時間を管理して多くのタスクをこなすか苦労している人が多いと思います。

わたしも仕事を辞めて自由な時間を作ったつもりが、かえって忙しくなったような気がします。無駄なことをしないようにとタイマーをセットしてタスクにとりかかったり、テレビを見なくなって処分したのですが、それでも時間がない。時間が早くなっているという説もあり、同感しています。時間をいかに調整するかというのが現代人の大きな課題のような気がします。

本書の第二部は自分のケアをテーマにしています。Joan Borysenko(ジョーン・ボリセンコ)がビジネスウーマンを対象にセミナーを行ったとき、やはり時間のやりくりが忙しい女性たちの悩みであったようです。

Juggling requires maintaining your center. The idea is to stop managing life so much, and begin managing yourself.

"juggle"は、お手玉や、曲芸師が皿を数枚ほおり投げては器用に受け取る動作ですが、複数のことを調整して同時に行うという意味があるんですね。時間を細切れにして動いているという感じです。

このジャグリングに必要なことは、自分の軸を保つことだと言っています。生活を管理するのを止め、自分自身の管理を始めること。

自分は楽器のようなもので、ちゃんと汚れを拭き取り、磨き、手入れして始めて素晴らしい音色が出せます。それと同じで、自分のケアをして始めてタスクもスムーズに行われるということです。

とかく忙しいと自分のことは二の次になってケアを怠ってしまいます。でも、効率よく流れるには、まず自分を第一にしなければなりません。

If you don't take care of yourself, no one else will do it for you.

ここまでという境界線をしっかりと引いていなければ、どんどん自分のための時間が失われてしまいます。

何を優先させるか、自分のプライオリティを決めることが肝心です。どんなに忙しくても、これだけはやるというものですよね。

それは、自分を高揚させ、英気を養わせ、慈しむものです。ときには自分を甘やかせることも大切かなと思います。おいしいものを食べたり、適度な運動をしたり、アートの鑑賞や何らかの創作活動、友人との会合などが考えられますが、やって楽しいことですよね。人生を楽しむことです。

Feeding your soul with the things you love creates happiness and gives you energy. Taking the time to enjoy life is one of the most important secrets of busy people with inner peace.

忙しいからこそ、人生を楽しむひとときを持つことが大切なんですね。そうして始めて、心が平安になり、ハッピーになり、エネルギーも沸いてくるというものです。

完璧主義の人などは無理してがんばってしまいますが、自分のエネルギーの貯蔵量をチェックするようにすればよいというのもなるほどです。

わたしも、昔、仕事をがんばりすぎて入院する羽目になったことがあります。自分の限度を知ったので、もうあんな馬鹿なことはしないと肝に命じました。

忙しすぎると、自分のエネルギータンクが空になっているのも気づかずに走ってしまうことがあります。チェックすることを習慣づけると、自分がパンクするのを回避できそうです。これは本当に気をつけないと、後で取り返しのつかないことになりますから。

それから、必要なときは助けを求めること。

これは、結構難しいんですよね。特に独立独歩を誇りにしてやってきた人には。しかも、人が親切にも助けてくれようとしているのに、断ってしまったりします。そうすると、次第に周囲の人も助けが必要か聞いてこなくなります。自分で求めたことなんですけどね。しまいには、自分で蒔いた種なのに、恨みつらみの気持ちがもたげてくるということに。


助けてもらうと、何となく負けたような気がするんです。以前に紹介したShift Happensに指摘されていたように、これは何か恐れているものがあってそれを隠そうとしているのかもしれません。過去に傷つけられたり、失望させられたりしたことがあって、もう誰にも頼るまいと決心してしまったのかもしれないんですね。

本書の著者は、助けの申し出を断るのは、一種の利己的な行為だとしています。助けてくれる人は、そうすることで親切さを実践できるのに、その機会を与えないんですもの。
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