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2014  08:22:17

怒りの感情を発散しても消えない訳|スピリチュアルレベルで超越

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Mystic Secrets Revealed: 53 Keys to Spiritual Growth and Personal Development

前回の続きで、同書を読み進めています。

人間の感情の中でエネルギーを消耗させるものに「恐れ」と「怒り」があります。「恐れ」は人をフリーズさせてしまいますが、「怒り」の方は人を行動にかき立てます。「恐れ」の解決法は、小さなことから慣らしていくことを薦めていました。(同じ低いレベルの感情でも、人に与える影響が違うというのが面白いですね)

さて、「怒り」の方です。これは、感情にまかせて行動すると、周囲も巻き込んで取り返しのつかないことにもなりかねないから気をつけたいです。ところで、筆者の「怒り」の解釈と解決法がなかなか鋭いと思ったので書き留めておきたいと思います。

まず、「怒り」の原因について。これは、現実が期待どおりにいかないとき「怒り」の感情が起こるとしています。

たとえば、バスキンロビンスのアイスクリームショップに入ってバターピーカンのアイスクリーム(アメリカのアイスクリームですね)がなければ怒りたくなりますが、スターバックスで同じものを注文して「ない」と言われても腹が立ちません。

どちらも注文したアイスクリームが買えないという点は同じ。だから、欲しいものが手に入らないから怒るのではなくて、期待通りにいかないから怒ると解釈しています。

「期待」というのは、過去の経験やその解釈に基づいて築き上げられたものです。これを未来に投影して物事を判断します。

だから、一般に言われる怒りを発散させる方法、飛び跳ねたり、走ったり、枕を叩いたりというのはあまり効果がないと言います。そのときは疲れてすっきりした気がしますが、またあとからジワジワと怒りが込み上げるというのは、経験したことがあるので分かります。

特に八つ当たりというのは、当てられた人も迷惑ですし、こちらもあとで悪かったという罪悪感まで抱え込むようになって賢い解決法ではないですね。さらに、人間関係がこじれるという面倒くさい問題まで起こしてしまうから、これは絶対避けた方がいいでしょう。

怒りの発散が効を奏しない理由について。「怒り」はメンタルの部分の問題で、それよりも低い波動のフィジカルでは解決できないからというものです。

アインシュタインの有名な言葉があります。

No problem can be solved at the same level of consciousness that created it.

「どんな問題も、それが作られたのと同じレベルの意識では解決できない」

問題を解決しようと思ったら、問題が起きたレベルを越えなければいけない。

これを「怒り」の解決に当てはめると、フィジカルのレベルでも、メンタルのレベルでも解決できない。その上のレベル、スピリチュアルのレベルに行かないといけないということになります。

それでどうしたらよいかというと、まず現実の状況を「受け入れる」こと。そして、「今」に意識を集中させる。そうして初めて、何か行動を起こした方がいいのか、現実を受け入れ続けた方がいいのかの判断がうまくできます。

現実に抵抗しないこと

抵抗するから余計に苦しむんですよね。これは「怒り」に限ったことではないと思いますが。ただ「怒り」の感情は、ぎゅっと握るというか、「こうでなければいけない」とつかんでしまう感じがするので、なおさらかなと思います。もう済んでしまったことなのに、そのまま流さないでつかんでいるというのは抵抗と同じかな。

筆者が抵抗として挙げていたのは、「不満をぶつける」ことと「怒りを抑え込む」ことでした。「不満」は「怒り」を持続させ、自分を被害者の立場に置きます。そうすると、引き寄せの法則で、さらに同じような状況を引き寄せることになります。怒りは抑え込んでも消えず、思わぬときに怒りを爆発させてしまう結果を招くことも。

筆者の見解では、「怒り」に対する健康的な解決法は2つだけ。そのまま「受け入れる」か「行動する」こと。

たとえば、仕事の実績が評価してもらえずに給料が上がらないという場合、頭にきますね。この場合、給料が上がらないのを自分には分からないけどそうあるべきこととして受け入れるか、瞑想して次に起こす行動を考える。その結果、新しい職を求めて履歴書をアップデートする行動を取るかもしれません。あるいは、自分でビジネスを起こす計画を立てるかもしれません。いずれにしても、現状は一時的なものに過ぎず、自分が望む現実を作るべく行動を起こしていると知ると、怒りに無駄なエネルギーを費やさないですみそうですね。

最後に、「期待」はマインドが創造したものに過ぎず、本来は要らないものであること。

確か、仏教でも「期待」というのはあまり良いように捉えられていなかった記憶があります。英語で、anticipationはいいけどexpectationはよくないというのも聞きました。"anticipation"の方は「予期」という意味で、起こることが直感的に分かっている感じがします。それに比べ、"expectation"は、やはりマインドが創りあげたものですね。だから手放した方がいいということです。


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4 Comments

ぴーちくばー1223  

Re: 期待の意味

コメント、ありがとうございます。
共感していただけて嬉しいです。EFTやってらっしゃるのですね。
更新の速度は遅いですが、コツコツやってますので、またいらしてくださいね。

2017/08/17 (Thu) 13:36 | EDIT | REPLY |   

てちごり  

期待の意味

私はこれまで、怒りについていろいろ勉強してきました。

その中であらゆるテクニックを試してみましたが、今一つピンと来ず、メカニズムも納得がいきませんでした。

そんなある日、こちらのブログに目が留まり「怒りは相手への期待から生まれる」と知り、大変腑に落ちました。

そして相手に期待している自分がいました。

いま、怒りの解放にEFT(感情解放テクニック)を使っていますが、さらなる解放が期待できそうです。

私に気づきを与えて頂き、本当にありがとうございます。

2017/08/17 (Thu) 12:22 | EDIT | REPLY |   

ぴーちくばー1223  

Re: 怒りに対して

Ancellaさま

こちらこそありがとうございます。
楽しみにしてらっしゃるなんて、とても嬉しいです。

そうなんですよね、
爆発させてすっきりしても、あとで起こったことを反芻してムラムラとなんてことあります。

最近、どうにもならないことは、受け入れるしかないということを勉強しましした。
ハッピーではなかったですが、受け入れたら怒りが沈静しました。
だから、著者の「行動する」か「受け入れる」のどちらかの方法しかないというのは納得です。





2014/03/02 (Sun) 13:43 | EDIT | REPLY |   

Ancella  

怒りに対して

いつもブログを拝見させていただいてます。

なるほど~、怒りに対しては、フィジカルに対応するものだと思ってました。

実際、すっとしますし、でも、根本的には解決にはなってませんものね。

自分の内側に入っていって、行動のエネルギーに変換する、といいのですね。
怒りのエネルギーはパワフルなので、それを使わない手はないですね。

いつもありがとうございます。

楽しみにしています。

2014/03/02 (Sun) 12:44 | EDIT | REPLY |   

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