22
2014  08:45:25

現実というモデルを創造する思い込み|容易に変える方法とは

Mystic Secrets Revealed: 53 Keys to Spiritual Growth and Personal Development

前回の続きで、同書を読み進めています。

「ビジネスウィーク」誌に掲載された"Is Reality the Enemy of Innovation?"という記事についての随想が特に共感を覚えたのでご紹介します。

まず、この記事の記者の説明によると、"reality(現実)"は一つのモデルに過ぎない。だから、変えることができる。これは目から鱗でした。

「現実」とか"reality"とか、言葉の響きでしょうか、変えることができないような気にさせられて気が重くなりますが、モデルだと言われるとフッと解き放たれるような気がしてきます。

「現実が重くのしかかる」みたいな表現をすると、それに縛られて動けなくなってしまいます。それで、ますます今経験している状況を強化してしまうんですね。でも、変えることができると認識していれば、可能性が開けて、よりよい未来を作ることができます。

さて、神秘主義の立場では、「現実」はモデルというだけでなく、ほとんとは思い込みの賜物だと捉えます。思い込みとは、ある概念を真実として受け止めたもので、必ずしもそうとは限らない。

すべて五感で感じることは、この思い込みというフィルターにかけられて解釈されるので、思い込みは将来を大きく左右する。何かを革新するにしても、新製品を産み出すにしても、将来の配偶者を引き寄せるにしても、富を築くにしても、うまくいくかどうかは、この思い込みに影響を受けます。

ここでヘンリー・フォードの名言が出てきました。

Whether you think you can or think you can't -- you are right.

「できると思えばできるし、できないと思えばできない。どちらも正しい」。確かに言われてみればそうです。過去の経験を振り返ってみても、できると思ったときはできたし、できないと思ったときはできなかった。


この思い込み、何かを学ぶときのブロックにもなります。

経験がない人にフライフィッシングを教える方が、経験者に教えるよりずっと簡単で時間もかからないという実例を挙げていました。へたに経験があると、それまでに学んだこと(思い込み)に影響を受けて、もっと効率のよいやり方がなかなか学べない。まず初心者のまっさらな状態に戻さなければいけないので、余計に時間がかかるそうなんです。

だから「~を知らない」から~できないというのは言い訳にならないそうです。何か目標があって、それが達成できないのは、知識がないからというよりも、成功を阻むような「思い込み」があるケースが多いといいます。

いわゆる起業家と言われる人は、修士号や博士号をとぃった高度な学位を持っていない人が多かったりします。とかく頭でっかちだと、障害やリスクに目について、かえって身動きが取れなくなってしまいます。成功する起業家は、まだ起こりもしない障害や限界には焦点を当てたりしないということなんです。

知識がないから成功できないという理論は成り立たないということですね。先の「ビジネスウィーク」誌のタイトルのように、現実(障害や限界)に焦点を当てていては革新が起こらない。現実のリミテイションを越えるのがビジョンというものなのでしょう。

ここで、筆者のアドバイスがありました。普通、信念や思い込みは、「正しい」か「間違っている」かで判断しようとしますが、これだと、人間は自分が正しいと思いたいですから、感情が入ってきて変えることが難しくなります。

もっとよい方法は、「ためになる」か「ためにならない」かで判断すること。何かを成し遂げようとするとき、この信念はそれを「支持してくれる」ものかどうかを考え、「支持してくれない」と思えば、切り捨てるのが容易になるということです。な~るほどでしょ?
関連記事

 神秘主義

 思い込みを変える方法

0 Comments

Leave a comment