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2014  08:21:27

神秘主義者のスピリチュアルなガイドブック



神秘主義という言葉を誤解していました。摩訶不思議なことを尊ぶことなのかなと思っていたんですよね。でもそうではないらしいです。

Wikipediaによると、神秘主義というのは「絶対者(神、最高実在、宇宙の究極的根拠などとされる存在)を、その絶対性のままに人間が自己の内面で直接に体験しようとする立場のことである」となっています。その立場を取る人を神秘主義者、英語ではmysticと言います。

本書の著者は、前にも紹介した"Mystic Warrior"の作者です。

著者によると、神秘主義者の目的は神と直接交わること、または究極の真実を見出すことだそうです。そうしてスピリチュアル・エクスタシー(Wikipediaでは脱我となっています)の状態までいくと、洞察を得たり直感が鋭くなったりします。"Mystic Warrior"の主人公がまさにそうですね。外に神を求めるのではなくて内に見出すという感じです。

よく耳にするのが次のフレーズです。

We are spiritual beings living a human existence.

ときどき思いませんか? 自分は一体どこから来たんだろうって。わたしたちは霊的存在で、肉体を持った人間の体験をしているに過ぎないというのがスピリチュアル界で了解されていることです。本来の自分はこのちっぽけな体ではない、地上の生活は一つの経験に過ぎないなどと考えていくと、顕在意識の自分には分からないもっと素晴らしい世界があるのではないかと思えてワクワクしてきます。

ところで今思い出しましたが、「さとりをひらくと人生はシンプルで楽になる(The Power of Now)」の著者エックハルト・トールや「ワーク(The Work)」のバイロン・ケイティーは、自殺を考えるほど絶望した後でスピリチュアル・エクスタシーを得ているんですよね。この二人だけでなく、一度絶望の縁までいってそこから悟りを得たという人は結構多いです。

本書の著者もいくつかあったビジネスがどれもうまくいかず、一文なしになり、ガールフレンドとの関係もダメになるという精神的にかなり追い詰められた状況になってからスピリチュアルの勉強を始めたそうです。そうなんですよね。すべてうまくいっているときは、あまり内省することもないし人生は何のためにあるかなんて考えません。苦いしからもっと他に方法があるんじゃないかと真剣に探し求めるんですね。

本書は、神秘主義者の立場から役に立つスピリチュアルのガイドブックです。

心の錬金術は、考えや思いを変えて人生を改善することです。思いを変えれば人生が変わるということを頭で理解していても、思いを変えるというのはなかなか困難です。その理由は大きく3つあります:

1)自分の思い込みが真実だと思っている
 自分にとって面白くないことでも、人によってはそれが真実だと思ってあきらめてしまいます。そうすると、何も変わらないということに。

2)思い込みは潜在意識にある
 隠れたところにある思いなので、普段は気づかない。特に、顕在意識の思いと対立する場合はなおさらそうである。これは一番厄介だと思います。顕在意識では素晴らしい関係を持ちたいと思っていても、潜在意識で自分にはそんな価値がないと思っているとサボタージュしてしまうというのがその例です。

3)信じたものが現れる(見える)
  これは引き寄せの法則で、すべてのものには波動があり、その波動と共振するものを引き寄せるという法則から、思い込みと合致した経験を引き寄せる。そうすると現実として現れるので、ますます思い込みが強化されてしまう。

顕在意識で願うことがなかなか現実化しないとき、潜在意識がブロックしていると考えて間違いないでしょう。同じような経験を繰り返すパターンを見つけると、自分がどんな思い込みを持っているかが分かります。

キネシオロジーやペンデュラムも使えますね。何かステートメントをいって、イエスになるかノーになるかで自分の潜在意識を探ります。なかなかうまくいかなくて中断してましたが、ペンデュラムの方、練習しています。あとは瞑想でパッと何がつまづきだったか閃いたりすることも。

感情ですが、これは自分の波動を知るバロメーターの役割をします。嬉しい、楽しい、安らかというポジティブな感情は波動が高いことを示し、悲しみ、不安、恐れ、怒りなどネガティブな感情は波動が低くなっていることの現れです。この感情あるいは意識レベルはデイヴィッド・ホーキンス博士の研究がありますね。それぞれの意識に周波数があるという。

普通は、憎しみから喜びにひとっ飛びに上がれないので、一つ一つステップアップするしかありません。でもこれも直線で上がることはなくて、行きつ戻りつラセン状に上がっていくようです。でも、努力していくうちに、ポジティブな感情を持つことの方が多く、その時間も長くなってきます。これは自分の経験からも分かります。心の弾力もついてくるようで、落ち込んでも立ち直りが早くなる感じがします。

本書は全部で52章あり、それぞれ共感することが書いてありました。かいつまんで、あと2、3回くらい見ていきたいと思います。

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