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2013  09:02:20

30年の安泰結婚が夫の浮気で離婚危機|大逆転の裏には

原書:Wabi Sabi Love: The Ancient Art of Finding Perfect Love in Imperfect Relationships

前回の続きです。

本書に登場する実在の人たちはほとんどがアメリカ人です。
一般にアメリカ人の女性は強いというイメージがありますが、
表面だけでなく、本質的に強い人もいるんですねという例が2、3載っていて印象的でした。

離婚率が50%を越えるという中でこんな女性もいるんだという例です。

Jean-PaulとMiaはもう30年も一緒で、成人した娘も3人いて、
幸せな結婚生活を送っていました。
ただ、Miaは、以前のような情熱が感じられなくて、
何かスパークがあればいいのにという気持ちはあったんです。

1999年、Jean-Paulがベネズエラの出張から帰国したのを空港に迎えに行ったMia。
夫を見た瞬間、何か変だということに気づきました。それから数日間は、二人の会話も少なく、
夫に"What's troubling you?”と聞いても、"Nothing"と返ってくるばかり。

とうとう我慢しきれなくなって、相手の女性の名前を聞きます。
夫は最初とぼけていましたが、
Efeliaというベネズエラの事務所にいる秘書との浮気を告白します。
Efeliaはいろいろ不幸続きで、最初は友人として接していたのを、
同情から過ちを犯してしまったようです。

Miaが打ちのめされた気持ち、想像に難くないですよね。
続く数日間は、急に泣き出したりするときがあるかと思えば、
次の瞬間には怒りが込みあげてきて、一度など皿洗い機のお皿を全部割ってしまったそうです。

結婚を救いたい気持ちはあったけど、
夫を自由にして、やりたいようにさせてあげたいという気持ちもありました。
だからその胸のうちを伝えました。
もし、他の女性と一緒の方が幸せなら、自分は邪魔をしないと。

これで、Jean-Paulはハッと気づくのです。本当はMiaと一緒にいたいことを。
その数週間後、ベネズエラに仕事で行く機会があったとき、
Efeliaとの仲を終わらせる決意をしました。

でも、さらに試練が。Efeliaは、Jean-Paulの子供を身ごもっていたのです。
Jean-PaulもEfeliaも中絶はしたくありませんでした。

またしても、この事実を告げてMiaを苦しませなければならないJean-Paulも辛かったですが、
Miaの方は、この生まれてくる赤ん坊が結局、
夫とEfeliaの絆を強めてしまうという不安がつきまといます。
53歳にして出来た子供で、気分が若くなったことを夫は告白します。
子供を認知して、経済的援助をするつもりの彼。

Miaはこの苦しみから気分を紛らわせるため、
虐待された女性の避難所でボランティアを始めます。
そんな中、スパークを求めていた望みが叶えられたことに気づいた彼女は、
夫を完全に許す決意をします。

その後、夫のベネズエラへの転勤についていき、2年そこで過ごします。
その間に子供が生まれ、Miaは夫が生まれた子供と一緒に時を過ごしたいだけ
過ごさせてあげました。

Efeliaも決して結婚を壊そうという気持ちはなかったこともありますが、
子供、Sabrinaがかえって、MiaとJean-Paulの愛を強くし、生活を豊かにしたといいます。
2年後に二人はアメリカに戻ってきます。その後、Sebrinaも一度アメリカを訪れ、
half-sistersとも会ったりして、家族の一員として迎えられています。

深い悲しみと怒りを体験し、それと真正面から向き合いながら、
自分の心の声に従ったMiaという女性の強さと勇気を筆者も讃えています。
結婚を維持するために、自分の気持ちを偽ったというのではないんです。
自分をしっかり持った人でないと、彼女のような行動は取れないだろうなと思いました。

Miaの言葉です。

What we realized is that by my forgiving Jean-Paul, we both
healed on a very deep level, and now we share a vibrant,
passionate, and sacred love with each other that is stronger
and more meaningful than we ever thought was possible.


この結婚の危機が、かえって二人の愛を深めたということですが、
ちょっとマンネリ化してスパークが欲しいと思っていた望みが
叶えられたということにも、ちょっとハッとさせられました。

人生で、神も仏もあるものかと思いたくなるとき、誰しもあると思いますが、
意外と望んでいたことが叶うために起きたことだったりすることもあるんですよね。
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