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2013  08:25:43

毒親の呪縛から解き放たれるために|自分の怒りたい気持ちを許してあげる

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原書:Toxic Parents: Overcoming Their Hurtful Legacy and Reclaiming Your Life

訳書: 毒になる親


親子関係というのは、子供に大きな影響を与えます。
この本を取った動機ですが、親との葛藤が長くあったこと、今でも悩みの種になっていることです。

本書の前半は、著者が扱ったケースのオンパレードで、大人になっても親の呪縛から抜け出せない
心理学的な分析がなるほどと納得できました。

幼い子供にとって親がすべて、神様のような存在なんですね。
だから、親が言ったことをそのまま受け入れてしまう、親が不幸なのは自分のせいだと思ってしまう。

Toxic Parents--毒になる親には、いくつかタイプがあります。
精神的に未熟な親、支配的な親、アル中の親、言葉で虐待する親、
肉体的に虐待する親、性的に虐待する親。

共通するのは、親自身が問題や満たされないニーズを抱えていて、
子供にその解決を求めたり投影したりして、子供を傷つけてしまうこと。


子供は親を慰めたり、嫌なことを我慢したりして、親の苦痛を和らげる立場に回り、
親と子の立場が逆転してしまう。

さまざまな親の行為の中でも一番悪質なのは性的虐待です。
著者は、これは犯罪の一つだと言い切っています。同感です。

興味深かったのは、家庭の均衡について。

毒親がいる家庭にもルールが出来上がっていて、それで均衡が保たれている。
だから、虐待を受ける子供が被害者の立場から抜け出そうとすると、
他の家族のメンバーも均衡が破れるのを恐れて、無意識にそれを阻止しようとする。

言われてみればそうかもしれないです。
人間って無意識でいると、今までの状態を保とうとするんだと思います。
何にかを変えようとするときは、意識的にのぼらせて普段と違うことをする。
コンフォートゾーンから抜け出さなければいけないというのは、最近よく思うことです。

そして、ここがかなり重要なポイントだと思うのですが、
ひどい親の仕打ちを許さなくてもいいということ。

わたしの場合、祖母と母が信仰していた宗教の教えを幼い頃から聞かされ、
「親に感謝しなければいけない」ということが深く心に刻みこまれ罪悪感で苦しみました。 
感謝というのは許した先にあるから、いよいよもって到達不可能で、
自分は何てダメなんだろうと思うのですよ。

最近になってです。怒りを感じてもいいと思えるようになったのは。
それを自分に許してあげることができれば、かなり気持ちが楽になります。
そうすると、親に傷つけられたことも少しずつ手放せるようになる。

以前にDr. Rick MossのReparentingのオーディオを聞いて、
自分のインナーチャイルドを癒す試みをしたことがあります。その中で、
インナーチャイルドに、怒りのエネルギーを発散させてあげる部分があるんですけど、
気分がすっきりするのでお気に入りでした。
想像で、思いっきり親の服をズタズタに引き裂いたり、物を壊したり、殴ったりするんです。


無理に許そうとすると、出口のない怒りの感情(エネルギー)が内攻してしまって、
鬱になったりします。


まず、自分の感情を一掃してからです、手放せるのは。
相手を許すというよりも、もう終わったことだとして心から放つことなんですよね。

筆者の言葉を引用してみます。

People can forgive toxic parents, but they should do it at the conclusion--
not tat the beginning--of their emotional house-cleaning. People need to
get angry about what happened to them. They need to grieve over the
fact that they never had the parental love they yearned for. They need to
stop diminishing or discounting the damage that was done to them. Too
often, "forgive and forget" means "pretend it didn't happen."





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