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2013  12:08:15

自分の価値を認めないとお金とよい関係が持てない

原書:Money: A Love Story: Untangle Your Financial Woes and Create the Life You Really Want

新刊で訳書はありません。

著者は若い女性です。
経済的に恵まれた家庭に育ちお金の心配はなかったのですが、
ニューヨークに4年間住んだあいだに借金が膨れ上がったようです。

すでに、自分でビジネスを持っていたけど、その収入を上回る金額を使っていたので、
マイナス額が蓄積していったわけです。

ビジネスというのは、サプリメントや同じ系列の化粧品を口づてに販売促進するもので、
医者の母親とやっていました。
母親はオプラ・ウィンフリー・ショーにも出演したかなり有名な人です。

親や祖先から引き継ぐことをlineageと言いますが、
母親と祖父はともにお金がいくら残っているかに無頓着で使いたいだけ使うという浪費家系で、
著者もそのlineageを引き継いだようです。

母親の方は50になったときに離婚をして、それまで家計のことは夫に任せきりだったのを
自分でやらなければいけない境地に追い込まれお金の勉強をします。

それを見ていた著者は、お金の勉強をする必要を感じていました。
かたや若くしてビジネスをして経済的な自由を獲得したと周囲からは思われており、
実際に女性に向けてお金のワークショップもやっていたそう。

でも本当は借金を抱えていたというギャップにとうとういたたまれなくなって、
お金との関係を見直しました。
今では借金もゼロ、本当に経済的自由を手に入れて好きなことができるようになっています。

とにかく、本書は自分とお金との関係を見直すさまざまなアドバイスが盛り込まれています。
タイトルがMoney: Love Storyで、確かに男女のラブストーリと通じるところがあるなと思いました。

まず、お金に対する思い込みが「お金は汚い」とか「自分にはそんなお金がない」とか
「お金は木になるものじゃない」とかいう限定するようなものだったら見直す必要ありということです。

たとえば、Rosieという女性の場合、付き合う男性がみんな貧乏かお金に寛大じゃない人たちばかり。
結婚相手も素敵な人なのだけど、金銭的な才覚がないのかお金に不自由するというもの。
Rosieが7歳のとき、両親がお金のことで言い争っているのを目撃しました。
父親がついに怒りを爆発させ母親が怯えているのを見て、
自分はそんな風にお金のことで男性に頼らないと誓います。
こうして男性がお金でサポートしてくれない状態を再現していたということに気づくのです。

自己愛と自分の価値を認めることの意義。

筆者の場合、お金に無頓着という問題は結局自分に対して無頓着だったことの裏返しに気づきます。
また自分の価値を評価していなければ、誰かがおごってくれるというのも素直に受け入れられません。
何もお金だけでなく、誰かがドアを開けてくれたり褒めてくれたりすれば、
素直に受け取ることができる受け入れ皿を大きくしておくことが大事です。

自分のカップを満たすことを第一にする。

そうして初めて他の人に何かをしてあげることができます。
自分のニーズを満たさないでこれを行うとover-givingになって、
自分が磨り減ってしまい、相手に対して不満を抱いてしまいます。

When you're tired and have put no focus on yourself.
the value you give isn't that valuable.
And that means that value doesn't come back to you.


自分が疲れていたり自分を大切にしていない人は、価値のあるものを与えることができない。
だから、価値のあるものが戻ってこないということです。

またこんな事も言っています。

The person on the receiving end will feel the constriction of that gift
and whether they can articulate it or not, it won't feel right to them.


自分が満たされていないのに義務感や犠牲が伴って人に与えると、
相手も何となくそれを感じてしまうということです。そうすると、相手は感謝したくてもできない。
自分は感謝されないので不満に思う。両者ともに良い事がないわけです。

なるほどと思いませんか。だから自分のカップを満たすことは決して利己主義ではないのです。
自分が満たされて初めて他の人に心から与えることができるようになるからです。
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