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2013  07:49:51

時間と空間を越えて|起業家からミスティック・ウォーリアーに転身





残念ながら訳書が出ていないですが、面白い現代版スリラーでした。
英語自体はそんなに難しくないと思います。

主人公のAlec Thornは、幼いころ体外離脱を経験するような、
メタフィジカルな素質のある人でした。

成人してからIT会社を経営するようになり、そんな能力はもうとうに忘れられていました。
でも、会社の資金難やプライベートでも行き詰まり、
ある日ふと入った花屋でその店の店主ソフィーに会うことをきっかけに、
忘れていた能力を徐々に取り戻していきます。

テレパシーや遠隔透視、アストラル投射などもできるようになります。
どれも必要に迫られてみたいな感じで、開花されていきます。

彼のビジネスを崩し、命までねらおうとする魅力的な女性のテロリスト。
彼女は歴史に残る有名な人物の生まれ変わりで、
Alecに対して世紀前の恨みを持ち越して復讐を誓っているのです。

その他にも頼りになるバウンティハンターや、お金と力にものを言わせて人を操る老紳士、
憎しみのエネルギーを武器に超能力を発揮する不気味なオカルト集団のリーダなど、
多彩な登場人物で超能力人も多いですが、違和感なくストーリーに引っ張られていきました。
そうそう、イエス様も出てきます。

場面も現代と過去にまたがり、
ワシントンD.C.、フロリダ、パキスタン、ロシア、ニューヨークといった感じで、
最近よくあるサスペンスなアクション映画みたいですよね。

Alecはこのジャーニーを通して、ビジネス指向の若手起業家から、
人類に貢献するミスティック・ウォーリアーに転身します。
精神的にも、到底許せそうにない人を許し、無条件の愛を注ぐまでに成長します。

テレパシーが使える人が多く登場して、かなり変わった設定ですが、
話に引き込まれて面白かったです。
誰かがテレパシーで接触してくると、額の第3の目と呼ばれる辺りがムズムズしてくるんですね。
何となく、人類も進歩してくると、
そういうコミュニケーションが取れるようになるのかなと思いました。

本書は「Independent Publisher Book Award」のビジョナリ・フィクション部門と
Nautilus Silver Book Award」のフィクション/ビジョナリ・フィクション部門で受賞しています。


筆者は、人生で挫折を味わっているときに同書を執筆したそうです。
ビジネスで破産し、ガールフレンドとも別れ、
やり直すために親の元にに戻ってきたときに書いたそうです。
精神的にも落ち込んでいたときだったそうですが、
別のところである人が鬱から抜け出す一つの方法は何か創造することだと言っていました。
その人も精神的に辛いときに、後にヒットしたスピリチュアル系のプログラムを作っています。

自分の小さな問題から解放される鍵は、creativeになることなんですね。
心に留めておこうと思いました。


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