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2011  11:39:17

自己正当化

Jim Brittという人の"The Power of Letting Go"(心から放つことの威力)に関する記事を読んでいて、心理学の教授、Drew Westenが行った興味深い実験のことに触れていました。

実験というのは、共和党支持者と民主党支持者それぞれ15人に端子をつけ、あらかじめ用意しておいた各党の主な大統領候補者について、あるいは候補者が発した矛盾する発言を記したものを読んでもらい、脳の活動を調べたといいます。

どの被実験者も、支持しない候補者についての矛盾発言であれば、脳の快楽中枢がクリスマスツリーのように輝いた(自分の信じることが正当化されたので)。ところが、支持する候補者の矛盾発言を読んだとき、一瞬、脳が苦痛を記録するが、苦痛を回避しようとして矛盾していないという結論を下し、その根拠を探し出す。そして矛盾しないと納得できれば、快楽中枢が明るくなった。

いずれの場合でも、論理的思考を行う部位の活動はまったく見られなかった。要するに、無意識のあいだにプロセスされたということです。

だから、政治や宗教なんかの論争になると、聞く耳を持たないということがよくあるのかしら。

思い込みを解消するのが難しいのは、こういうところにあるのかと感心。つくづく思うことですが、人のことは分かっても、自分のことは分かりにくいですよね。他人が自分の意見に固執していて他が見えなくなっているのを批判したくなるけど、自分のことは、どうかなぁ。気をつけようと思います。
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