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2013  06:58:24

幸福は外に求めるのではなく、条件で限定されない本来の自分に戻ること

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こちらも新書です。著者はイギリスの心理学者です。1965年生まれですからまだ若いですね。"The Happiness Project"を立ち上げています。

本書は、そうだったと気づかせてくれることが盛り沢山で、手元にいつも置いておきたい書だと思います。

タイトルは、"Shift Happens"で、見方や考え方をちょっと変えたり、思い切りやお任せの行動を一つ起こすだけで、人生を180度転換することができると主張しています。

One new perception, one fresh thought, one act of surrender, one change of heart, one leap of faith, can change your life forever.

結局は本人がどうしたいかということなんですが、ただ年をとって、くたびれて死ぬだけの人生ではつまらないです。年をとるにつれて人間味のあふれる、魅力のある人になりたいと思います。筆者はこんな風に言っています。

Some people "go" through life; and other people "grow" through life.

この"grow through life"の生き方を示してくれるのが本書だと言えるでしょう。


著者はあちらこちらで、"Unconditional Self" を強調しています。何かの条件で限定されていない自己、本来の自己という意味です。赤ん坊がこれを体現しています。誰に対しても無条件に愛を振りまく存在。

この"Unconditional Self"から遠ざかると、孤立したり、苦労したり、自己限定したりといった暗い所に行ってしまいます。本来の自己、"Unconditional Self"に再びつながりさえすれば癒されます。

本来の自己には、すべてのものが備わっています。何かが自分や人生に欠けているという不安は、あらゆる幻想の中で最たるものだと筆者は言いきっています。

The fear that something is missing somewhere in you or in your life is the greatest illusion of all. The fear that something is missing in you is what leads you to search somewhere else for happiness.

自分に欠けたところがあると思うから、外に幸福を求めるというわけです。これが、あらゆる苦痛の根源だと言います。確かに、外に求めるということは、不確かな部分、自分の力ではどうにもならない部分に求めているわけですから、不安が伴い、苦痛になるんでしょうね。

You are not here to find happiness; you are here to extend it.

人生は幸福を見つけるためにあるのではなく、さらに広げるためにある、ということでしょうか。自分の内にすでに備わっている良いものを誠心誠意認めること。抵抗を止めさえすれば、本来の自分が現れて自由になれます。

著者は心理学を勉強し、人々の欠陥を見つけ出すように訓練を受けました。でも、これでは解決にならないと気づいたようです。どこかに欠陥があるという恐怖は、人生の喜びを受け取る大きなブロックになります。

幸福は、本来の無垢な自分に進んで戻ろうとすることにつきます。究極的な癒しとは、何も欠けたところのない自分を受け入れることです。同じように、出会う人ごとに、その人の良いところを見いだすようにするのも癒しの行為に他ならないということでしょう。



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