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2013  13:27:24

過去世を思い出して追体験することで即座に癒される

日本語訳書:前世療法―米国精神科医が挑んだ、時を越えたいやし〈2〉 (PHP文庫)
原書:Through Time Into Healing: Discovering the Power of Regression Therapy to Erase Trauma and Transform Mind, Body and Relationships

前世療法で有名な精神科医のブライアン・L・ワイスの著書です。本書は1993年版だから紹介するにはちょっと古いですね。今更なんですけど、また読み返しているので、いいかなと思って。

本書で紹介されているケースの大部分の患者が、過去世でかなり衝撃的な死や人生体験をしています。その傷が癒されてなくて、今世で、鬱や絶望感などの精神的な症状や、医療では治らない体の部分の痛みや症状などで悩んで訪れる患者さんたちです。

さまざまなケースが載っていますが、精神科医としての見解なども書き加えられています。興味深かったのは、インナーチャイルドを癒す療法でした。

Transactional Analysis(交流分析)という心理療法があるそうです。子供のころの受けた傷が癒されていないと、大人になってから、罪悪感や恥、鬱、自分に対して自信がない、自己破壊的な行為に走るなどの症状として現れます。すねたり、かんしゃくを起こしたり、しつこく注意を引こうとするような子供っぽい行為は、インナーチャイルドが誘発されていると言えます。

交流分析によると、人の精神は子供、大人(現在の理性的に客観視できる部分)、親(両親もしくは保護者の考えや感情、行動を取り込んだ部分)の部分で形成されいるということです。リラックスした状態で、子供のときに傷ついたころの記憶の表面に浮かばせ、そのインナーチャイルドに大人の部分の自分が優しく話しかけ、言いたいことを聞いてあげ、しっかり保護することを約束し、大丈夫だと抱きしめる、

つまり、トラウマな状態からインナーチャイルドを助け出してあげるんです。人生の筋書きを書き換える効果があるようです。

こうした心理療法では、ときには完全には癒されないことも。そんなとき、前世療法(過去を追体験することで癒される)が助けになります。不思議ですよね。潜在意識にある過去の記憶を味わうことで、癒されるというのが。まるでCPU内部のレジスターにロードしてからじゃないと処理できないコンピューターみたいですね。

著者が扱った患者で、子供のころに両親から虐待されたケースがありました。交流分析療法などである程度、症状の改善がみられました。でも、喘息と首の上までボタンを留めるということができないといった症状は残ったまま。そこで前世療法をしたところ、過去世で夫が別の女性と一緒になるために、彼女をギロチンへ送るように仕組んだため、幼い娘を残したまま処刑されたことが分かりました。その夫が現世の父親です。

彼女は生まれたときから父親を憎み、父親が抱きかかえると、火がついたように泣いたようです。父親も、過去世の罪悪感と恥をそれとなく感じて、彼女に辛くあたったというわけです。過去世を思い出すことで、これを理解できて赦しが始まりました。前世療法後、すぐに首までブラウスのボタンを留めることができて癒されたみたいです。憎しみを持っていたので、また今世で関わるつがなりができたんですね。

さまざまなケースを見ると、どうも、愛情または憎しみでつながりができて、また人生を共にするみたい。愛情で結ばれるのはいいけど、憎しみで結ばれるのは御免こうむりたいです。

サイキックに過去世をみてもらっても、癒しの効果はないそうです。自分でもう一度追体験しなければ。でも、追体験の場合はバーチャルなので、たとえばバイオレントな死をリアルに体験しなくても、上空から見ている感じで自分を見るという選択もできるし、早送りや飛ばしもありで、危険なことはないそうです。

ワイス氏は過去世を思い出す方法をいろいろと書の最後で提案しています。指圧などのボディーワークなんかでも、いわゆる細胞記憶が呼び起こされたりするそうです。ワイズ氏自身、足の指圧で過去世を思い出したそうです。以前にヨガの雑誌で読みましたが、ヨガでポーズをしているときに、昔の記憶が思い起こされて無性に泣けてきて泣いたらすっきりしたという記事がありました。体が覚えているというものですね。

前世療法のためのメディテーションのCDでも買って、ちょっと過去世の記憶を呼び起こしてみようかなんて思ってます。


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